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ジェイミス・ウィンストンがバッカニアーズに別れ、SBは諦めず

2020年03月22日(日) 03:03


タンパベイ・バッカニアーズのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Tim Ireland】

トム・ブレイディの加入にいまだ興奮さめやらぬタンパベイ・バッカニアーズだが、5年にわたりジェットコースターのようなシーズンを過ごしてきたフランチャイズクオーターバック(QB)、ジェイミス・ウィンストンが非公式ながらひっそりとチームを去った。

現地21日(土)朝、ウィンストンは『Twitter(ツイッター)』を通じてバッカニアーズで過ごした日々に感謝を述べ、これからもスーパーボウル制覇の夢を追い求めていくとほのめかしている。

「バッカニアーとして素晴らしい5シーズンだった。全てに愛と敬意を。俺はタンパを愛しているし、またみんなと2月に会うのを楽しみにしている。#SBLV #2020Vision #Dreamforever」

2015年のドラフトでバッカニアーズが全体1位で彼を指名して以来、ウィンストンはチームと共に波瀾(はらん)万丈の年月を駆け抜けてきた。最終的に72戦に出場し、先発として28勝42敗、121回のタッチダウンを記録し、88回インターセプトされた。

最新の2019年こそが彼の象徴的なシーズンだったといえよう。チーム記録となる5,109ヤードを獲得しながらも、同時に1シーズンで30回以上のタッチダウンパスと30回以上のインターセプトを受けた初めての選手となった。彼のタッチダウンは33回、インターセプトは30回だった。

ブレイディを獲得し、バッカニアーズはNFLの勢力図を一気にひっくり返したことになる――ブレイディのインターセプトは過去4シーズンを合わせて29回だ。

これでウィンストンは雇い主を探す大物QBの仲間に加わることになった。他にトレードもしくはリリースされそうな候補にはキャム・ニュートンやアンディー・ダルトンがいる。

先発の空きは残りわずかとなっており、ウィンストンの先行きは予測できないが、それは何も新しいことではない。彼は過ぎ去った5年間に“愛と敬意”をささげつつ、次のスーパーボウルを諦めてはいないことを宣言した。

【M】