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2020年NFLドラフトは予定通り実施へ

2020年03月27日(金) 13:27


NFLのフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが取得した、現地26日(木)に全32チームに送られた通達によれば、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは2020年NFLドラフトが予定通り4月23日(木)から25日(土)に実施されると述べている。

木曜日に行われたNFL経営評議会(CEC)の執行委員会において、2020年ドラフトを当初予定していた通り進めることが“満場一致で疑いの余地のない”決断だったとグッデルは語った。

「CECとは別に、私は個人的にこの件について他の多くのオーナーやクラブ首脳陣、コーチらと話し合い、CECの結論については広く支持されている」とグッデルはこの通達の中で述べている。

「公共の健康状況がかなり不確定であり、別の日程を選定できる保証がないこと、また、その際のコンディションが今よりも大きく改善している保証はないことを皆が認識している。ドラフトはわれわれのクラブ、ファン、そして広く国中にとって非常にポジティブな目的として役立つと私は信じており、多くの人々がそれに賛同してくれた」

「われわれの国が今置かれている独特な環境から、2020年ドラフトを普段とは異なるやり方で行う必要があるのは明らかだ。すでにわれわれは公共イベントを中止しており、候補者とその家族をドラフト会場に招待しない。また、ドラフト自体が現状を反映したやり方で実施、放送される予定だ」

「われわれのスタッフは運営上の問題に確実に配慮しており、最優先事項はドラフトが全クラブにとって公平な手順で行われることだ。全クラブは限られた人数を用い、内部や他のクラブ、ドラフト本部と連絡を取り合うための効果的な技術リソースを使用してチーム施設外の場所でドラフトの作業を行うために必要なプランニングを行わなくてはならない」

ペリセロは現地火曜日にドラフト延期の計画はないと報じており、木曜日の通達もその筋に沿ったものだった。

新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、NFLチームはこれまでと同じように、今後も現状に合わせたドラフトの準備作業を進めていく。

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