バッカニアーズがブレイディのバックアップとしてQBギャバートと契約
2020年04月03日(金) 09:02タンパベイ・バッカニアーズがクオーターバック(QB)トム・ブレイディのバックアップとして元1巡目指名選手と契約する。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地2日(木)に情報筋の話を元に伝えたところによれば、ブレイン・ギャバートが1年契約でタンパに戻るという。
ギャバートは昨年をバッカニアーズで過ごしたものの、プレシーズンの3試合目に投球側ではない肩を脱臼し、シーズンの早い段階で故障者リスト入りしている。今もロースターに残っているライアン・グリフィンが昨シーズンにジェイミス・ウィンストンのバックアップを務めた。
2011年のドラフト全体10位でジャクソンビル・ジャガーズの指名を受けたギャバートは最初の2シーズンで先発を務め、計3シーズンを過ごした後にジャクソンビルを離れた。その後はサンフランシスコ・49ersで3シーズンを送っている。2017年はアリゾナへ旅立ち、当時アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)だったブルース・エリアンスの指揮下で5試合に先発。最後に先発QBを務めたのは2018年にテネシー・タイタンズの選手として出場した1試合だった。
ギャバートはキャリアを通して先発48回、パサーレーティング56.2、タッチダウン48回、インターセプト47回、アテンプト平均6.1ヤードをマークしている。
30歳のギャバートが今季のタンパで持つ価値とは、エリアンスHCの下での経験だ。オフシーズンワークアウトやチームが集合することが新型コロナウイルスのパンデミックによって制限されているため、エリアンスHCのスキームと特異な行動に対するギャバートの知識は、間もなく43歳になる中で20年にして初めて全く新しいオフェンスを学ばなければならないブレイディの大きな恩恵となるかもしれない。
【A】