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ハーツ加入でもイーグルスのQBルームに混乱なし

2020年05月20日(水) 16:43


コーディ・ケスラーとネイト・サッドフェルド【AP Photo/Michael Perez】

フィラデルフィア・イーグルスが先月に実施されたドラフトの2巡目でクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツを選択した際、議論の大部分を占めたのはそれがカーソン・ウェンツにとって何を意味するかだった。だが、現実問題としてこの指名によって最も影響を受けたのはバックアップQBのネイト・サッドフェルドだ。

サッドフェルドはおそらくウェンツのバックアップの役割として1年の再契約をチームと結んでいた。そこにハーツが加入したことによって、理論上はイーグルスのQBルームに波乱が起こり、ウェンツとサッドフェルドの両者がこの指名によって脅威を感じている、ということになりそうだ。しかしながら、サッドフェルドはこの動きがイーグルスに問題を起こすとは考えていない。

26歳のQBは『Eagles Insider Podcast(イーグルス・インサイダー・ポッドキャスト)』にチームからフリーエージェンシーかドラフトでQBを加えると聞いていたため、ハーツの選択に驚きはなく、そのワークフローに動揺する必要はないと話している。

「みんなドラマチックに仕立てたり、大事扱いしたりだね」とサッドフェルドは『NBC Sports Philadelphia(NBCスポーツ・フィラデルフィア)』に語った。

「でも、いったんあのQBルームに入ってみれば、みんながお互いにたくさん助け合っているし、全員がただ良くなっている。変な感じなんてまったくしたことがない。皆と一緒にあのルームに戻り、仕事をするのを楽しみにしているだけさ」

サッドフェルドはウェンツのバックアップとしてフルシーズンを過ごすことでいずれ他のチームで先発の役割を担うことを期待してイーグルスと再契約した。ジェネラルマネジャー(GM)のハウィー・ローズマンはドラフト後、長期的なウェンツのバックアップの不在がハーツを選択した理由の一つだったと語っている。

「COVID(新型コロナウイルス)が落ち着いて仕事に戻れるときのことをとにかく楽しみにしている。俺たちが手に入れた選手に興奮しているんだ。ジェイレンは信じられないくらいのチームメイトと選手だと思うし、彼は長く素晴らしいキャリアを歩むはず」

ウェンツが再びけがをした場合、イーグルスがハーツを出場させるのか、それともサッドフェルドがコーチングスタッフのお気に入りになるだけのスキルセットをついに披露することになるのか、興味深いところだ。

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