ニュース

NBAレブロン・ジェームズ、2011年のロックアウト中にフットボール転換を検討

2020年05月20日(水) 22:14

フィールドに置かれたフットボールとグローブ【Ryan Kang via AP】

9年前、レブロン・ジェームズはフットボールの夢を現実のものにしかけた。

2011年、2カ月近くNBAがロックアウトされた年に競技を変えることを真剣に考えた、とロサンゼルス・レイカーズのスーパースターは『Uninterrupted(アンイントラプテッド)』に投稿された動画で告白した。

ロサンゼルス・クリッパーズのコーチ、ドック・リバースは先週、「レブロンがもしNFLに行っていたら最高の選手になっていた」とツイッターでコメントしている。9年前、本当にジェームズが決断していたなら、この仮説が試されただろう。そして、史上最高のアスリートとしての地位を得ていたかもしれない。

NFLに対してジェームズは本気だった。当時所属していたマイアミ・ヒートのシーズンが中断されたと知った時のトレーニング内容からもそれは分かる。

その後のジェームズのNBAキャリアは周知の通り。だが、殿堂入り選手としてコート上で活躍している間もフットボールを諦めきれなかったようだ。

NBAがシーズンを再開していなかったら、と思うと興奮を覚える。旧友でありビジネスパートナーでもあるマーベリック・カーターによると、ダラス・カウボーイズは契約書の用意ができていたという。

ジェームズは結局その契約書を額に入れて自宅のオフィスに飾ることになった。もし彼がサインしていたらどうなっていただろう。スポーツ史上最高の「もしも」が実現していたかもしれない。

そうなっていれば、リバースが正しかったかどうか、レブロンが史上最高のNFLプレーヤーになれたかどうかが、今ごろ分かっていただろう。

【R】