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ブリセットはQBの状況に「真のプロフェッショナル」として対応とコルツHC

2020年06月09日(火) 16:32

インディアナポリス・コルツのジャコビー・ブリセット【AP Photo/Michael Conroy】

プレーオフ進出に必要なロースターに欠けていたピースとして、インディアナポリス・コルツがベテランのクオーターバック(QB)フィリップ・リバースを迎えたことにより、QBジャコビー・ブリセットは今シーズンにリバースの控え選手となる。

ヘッドコーチ(HC)であるフランク・ライクは現地8日(月)、ブリセットはこの降格を冷静に受けとめていると話した。

ブリセットがこの状況にどう対応しているかと聞かれた際、「彼がそうするであろうとみなさんが分かっていたように」とライクは切り出し、次のように応じた。

「つまり、彼はプロだ。チームのためにできることをしたいと考えていて、それが何かも分かっている。このことについては彼と何度も話し合いを重ねてきた。私がジャコビーにあれこれ指図する必要はないよ。彼は何をすべきか分かっている。私は彼の友人であり、コーチだ。そして彼が置かれている立場を私も少なからず経験したことがある。たまには励ましの声をかけるようにしているかって? もちろんさ。でも、そうでなくても彼は正しい方法で対処しくれている。今年われわれが目標を達成するには、あるがままの彼が必要なんだ。それが数試合の出場か、数プレーできることになるか、あるいはフィリップとこのチームをサポートするだけだったとしても、ジャコビーがわれわれの成功にとって大きな役割を果たすことには変わりない」

先発としての契約にサインするリバースを見て、ブリセットは当然「つらかっただろう」とライクは述べている。

「ジャコビーは真のプロフェッショナルだ。あの2人は随分前から一緒に過ごしているかのようだよ。2人ともノースカロライナ大学出身でQBだし、私にもよく分からないが、QB同士にはなにか兄弟愛のようなものがあるみたいだ」

2006年に本格的なキャリアをスタートして以来、リバースは1度もけがによって先発を逃したことがない。プレーオフを含めた先発としての連続出場回数は235回で、ブレット・ファーブの321回に次ぐ歴代2位となる。この38歳がキャリアで初めての大けがをしない限り、おそらくブリセットがフィールドに立つことはあまりないと言える。

コルツでの契約最終年を迎えてプロ5年目となるブリセットにとって、控え選手に留まるには理想的な時期ではない。その経歴や時には先発として見せた素晴らしいプレーを考えると、ブリセットは少なくともバックアップとしての長いキャリアが期待できるはずだ。次のオフシーズンには先発争いに参加できるチャンスを手に入れるかもしれない。リバースとの関係が長く続かなければ、コーチングスタッフがまだ彼を選手として気に入っているコルツで、それが実現する可能性もあるだろう。

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