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ファルコンズオーナーが著書の売上を国立公民権センターに寄付

2020年06月25日(木) 13:09


アトランタ・ファルコンズのアーサー・ブランク【AP Photo/Michael Conroy】

アトランタ・ファルコンズのオーナーであるアーサー・ブランクはまたしても“Pay it forward(ペイフォワード)”を体現した。

現地24日(水)のチームの発表によると、ブランクオーナーは近日発売予定の著書『Good Company(グッド・カンパニー)』の売上をアトランタ州にある国立公民権センターに寄付するという。その他にも、ブランクは30万ドル(約3,200万円)の支援を行う。

『Home Depot(ホーム・デポ)』の共同創立者でありファルコンズのオーナーでもあるブランクは、優れた企業は“目的と利益を一致させることができ、またそうあるべきだ”という信念を著書の中で詳しく書きつづっている。

「優れた企業が顧客、従業員、地域社会の幸福を第一に考えれば、経済的な成功は後からついてくる」とブランクは著書の中で書いている。「今の起業家やビジネスリーダーには素晴らしいチャンスがある。自分たちの価値観を支持することで、会社にとっても、顧客にとっても、そして地域社会にとっても、価値を創造できることを証明できるからだ」

今回の寄付はブランクが今年行ってきた一連の支援に続く。彼の財団は先週、制度的な変化を生み出し、黒人や有色人種の先住民の権利を奪うことに終止符を打つための助成金として47万ドル(約5,000万円)を投資することを発表したばかりだ。今年初旬に同財団は新型コロナウイルス(COVID-19)の救済として500万ドル(約5億5,000万円)以上を約束している。

【R】