超大型契約後もプレッシャーは増していないとチーフスQBマホームズ
2020年07月27日(月) 13:25クオーターバック(QB)のパトリック・マホームズとカンザスシティ・チーフスはどのくらいの期間、彼らが望む実りある未来のために結ばれているのだろうか?
それは自分が想像していたよりも長かったとマホームズは認めた。
「交渉を始めるに当たって俺は2つのことを伝えた。周りに優秀な選手を残しておきたいこと、そして家族のために長期的な安心感が欲しいこと」とマホームズは『CBSSports.com.』で語っている。「もちろん10年なんて考えていなかったよ。NFLでそんな契約ができるなんて知らなかった」
ところがNFLはそれを実現させた。10年間4億5,000万ドル(約475億5,600万円)の延長契約を結んだことにより、チーフスはスーパーボウルのMVPに輝いたマホームズを2031年まで擁し、ルーキー契約で残っている2年間を含めると5億ドル(約528億円)以上を彼に支払う。
スポーツ史上最大の契約であることに加え、マホームズがすでにMVPとスーパーボウルのMVPの両方を手にしていることで、チーフスの黄金時代に対する期待と話題はあふれている。だが、2019年のポストシーズン中に3回の逆転勝利を収めた時に見せた落ち着きのあるクールな性格の通り、マホームズはプレッシャーをものともしない。
契約後にプレシャーが増したかと聞かれた際にマホームズは「必ずしもそうとは限らない」と話している。「俺はフィールドに出て選手としても人としてもただベストを尽くすだけだ。当然、試合にはたくさん勝ちたいけど、フィールド上だけでなく、カンザスシティのコミュニティーにも長い間インパクトを与えることができれば、この契約にふさわしい働きをしたことになると思っている」
「試合にたくさん勝って、できれば優勝もしたい。そしてそれだけではなく、このコミュニティーと自分の周りにいる人たちにいい影響を与えたいんだ」
ほとんどの選手がNFLでのキャリア全てをかけて成し遂げる以上のことをマホームズは先発としての2シーズンで達成している。そしてロンバルディトロフィーに続く3試合では全て逆転勝利へとチーフスを導いた。超大型契約でさえプレッシャーにならないのは驚くことではないだろう。
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