WRアントニオ・ブラウン獲得を願うレイブンズQBジャクソン
2020年07月30日(木) 09:53ワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンは引退すると語っていた。そして、今月になっても同様の発言を繰り返している。しかし、少なくとも一人のスタークオーターバック(QB)は、ブラウンの次の一歩があるチーム――自分が所属するチーム――との契約であることを願っている。
ボルティモア・レイブンズのシグナルコーラーであるラマー・ジャクソンはオフシーズンのトレーニングでわずかの間ブラウンと共に過ごした。ブラウンはかつてNFLで最高のワイドアウトになると見られながらも、今やリーグからは遠ざかっている。NFLの現MVPであるジャクソンは現地29日(水)、今でもA.B.にパスを投げることを夢見ていると語る一方、それはパープルとブラックを身にまとった上でのことだと報道陣に述べた。
「(オフシーズンに)アントニオ・ブラウンに投げたのは良かったよ。彼を獲得したいと思っていた。今でもそう思っている――少しね」とジャクソンは『ESPN』に話している。
最後にNFLのフィールドに登場して以来、ブラウンはオフフィールドで数々の問題を起こしてきた。昨年9月にニューイングランド・ペイトリオッツのメンバーとして1試合に参加したブラウンは、過去に望まれない接近を試みたとしてブラウンを告発した女性へ脅迫的なメッセージを送ったことが判明したのを受けてチームからカットされている。これを含め、リーグは複数の件についてブラウンの調査を行っている。また、6月には1月にフロリダで発生したインシデントにおける窃盗および暴行での起訴について、ブラウンが不抗争の答弁を行った。
フィールド外でのトラブルが複数あるにも関わらず、ジャクソンは腕を磨く場で会ったときに知った人物に感銘を受けたようだ。
「俺たちの中でも、彼は素晴らしい男だ。クールで、地に足がついている。彼はフットボールというスポーツに対して情熱を持っている。彼はトレーニングしていたし、いつでも行ける状態だって言っていい。彼はワークアウトの前に筋トレをしていた。俺たちはそこへ行き、ルートをスローして、その後も彼はまた筋トレしていた。“この男に引退はない”って感じだった」
「彼はロッカールームに必要なタイプの人間だし、ここのロッカールームはどこのロッカールームとも違うと感じている。ブラザーフッドがあるんだ。外の騒音は一切ない。俺たちはお互いのことを気づかい、今起こっていることを気にかける。俺たちは勝ちたい。彼だって勝ちたいんだと、俺には言える。俺たちはフットボールがしたいんだ」
ブラウンにとってボルティモアはフットボール復帰に理想的な場所だろうか? それは時のみが知ることであり、ブラウンの最近の経歴を考えれば、ブラウンに関心を持つどのチームにとっても、その起用はロッカールームの親和性を乱すリスクのあるギャンブルになるだろう。それでも、一人のQBはいつでもブラウンの加入を歓迎している。新たな武器を欲するジャクソンがこのWRに関心を持つのも、自然なことかもしれない。
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