ワシントンがベテランRBピーターソンを放出
2020年09月05日(土) 04:58エイドリアン・ピーターソンがまだ4年ないし5年のシーズンを戦いたければ、新たな居場所を見つけなければならない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロは現地4日(金)、関係筋の話として、ワシントン・フットボール・チームがランニングバック(RB)ピーターソンを放出したと報道。後にチームがこの決断を認めている。
ピーターソンはレポーターのジョシナ・アンダーソンに「びっくりしたさ。強力なキャンプを過ごしていたんだ。映像にも残っているし、今週になるまでずっと練習はトップバッターだった。昨日、ランニングバックコーチに若手に練習させたいんだと言われただけなのに、なんで俺が切られなきゃいけないのか分からない。何の兆候もなかった。今日、(ロン)リベラに、こういうのはいつだってきついものだけど、われわれは君をリリースし、このオフェンシブスタイルで行くと言われた。俺はコーチをリスペクトしている」と語った。
ミネソタで10年、その後、ニューオーリンズとアリゾナで合計1年を過ごしたピーターソンはワシントンへと移り、すぐさまリードバックとなった。
2018年に1,042ヤード、2019年には898ヤードを記録し、いずれのシーズンもワシントンではトップの成績だ。35歳になったとはいえ、ピーターソンは今でも十分な活躍が期待できる。昨年は211回のアテンプトでキャリー平均4.3ヤードを誇り、6回の20ヤードランはトッド・ガーリーやアーロン・ジョーンズ、アルビン・カマーラ(それぞれ5回)や、エゼキエル・エリオット(4回)よりも多いのだ。
ヘッドコーチ(HC)を務めるロン・リベラはピーターソンが若手RBにもたらすリーダーシップについて語っていたものの、今週末の人員整理が近づく中で、ワシントンはより若く、融通の利く選手とともに進むことにした。
リベラHCは報道陣に対し、「私にとっては個人的なことだが、非常に難しかった。彼は本当に素晴らしいプロフェッショナルだ。私に感謝もしてくれたし、成功を願ってもくれた。人としての彼を表している。彼が殿堂入り間違いなしの選手であることは分かっているので、余計につらい。(中略)彼にはまだフットボールの力が残っている。私が言えるのはそれだ」と明かしている。
ピーターソンは「俺を信じて。まだ俺の中には力が残っているし、まだまだやれるとも思っている。疑われようとも、もう一度活躍してみせる。強く思っているし、シーズンが進めばさらに築いていけるはずだ。もう一度、やってみせる」と付け加えた。
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