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「初めて本当にQBに出会った」とバッカニアーズRBフォーネット

2020年09月09日(水) 17:16


ジャクソンビル・ジャガーズのレナード・フォーネット【AP Photo/Stephen B. Morton】

カットされたランニングバック(RB)レナード・フォーネットはジャクソンビルを離れ、南西のタンパでクオーターバック(QB)トム・ブレイディに合流する。

フロリダを横切ったフォーネットはタイトルコンテンダーに加入できたことを喜び、タンパベイ・バッカニアーズで担う役割について思い悩んでいない。

「期待についてはまったく心配していない。フットボールはフットボールだ。俺は同じゲームを25年間プレーしている。そんな俺の人生で初めて、俺は本当にQBと出会ったんだ。驚きの体験だぜ」とフォーネットは話している。

公正を期して言えばブレイディと比較できるQBはNFLの歴史の中でも多くない。それでも、初めて本当にQBと出会ったとフォーネットの発言は驚きのコメントとは言えないだろう。

高校や大学時代のQBを除き、フォーネットの中ではNFLで最初の2年を共にしたQBブレイク・ボートルスの印象が強いのだろう。

ボートルスの苦戦が、フォーネットが最初の2年に厚いディフェンス陣に直面してきた状況の大きな理由となっていた。特に、2018年のボートルスの苦境はジャガーズがプレーオフコンテンダーからその他の存在に急速に落下した理由の一部となっている。

昨年のジャガーズはQBニック・フォールズの負傷によって厳しいスタートを切った。ガードナー・ミンシューは穴の多いオフェンシブラインの後ろで善戦し、12試合でタッチダウンパス21回、インターセプト6回、3,271ヤードを記録している。一方のブレイディは2019年に16試合でタッチダウンパス24回、インターセプト8回、4,057ヤードをマーク。フォーネットはミンシューに関してルーキーQBとブレイディのような20年のベテランの違いさえ考慮していないのかもしれない。

フォーネットはバッカニアーズのオフェンス陣では自身のキャリアで初めて、困難な仕事を押し通さなくてもよくなったとつけ加えた。

「それに、多くのプレッシャーが俺にかかることもない。ゲームプランニングや状況を変えるという点で、俺にとっては最高のことさ。これまでで最高の選手の一人とそこに戻ることができてうれしい。このゲームをプレーしてきた中で最高の選手であり、俺が彼から学ぶこともできる。ここでの最初の2日間で、俺は座って彼や他のディフェンス陣と一緒に、彼が期待していることや俺が期待していることを話した。今は高くなっているわけで、俺たちの期待は分かるだろ。だが、チームとして共にスタートし、お互いを理解して、何よりも先にコミュニケーションを良くしていかなければならない」

ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスはフォーネットには第1週から“堅実な”先発としての役割が期待されていると述べている。スナップのより大きなスキームでその言葉を考えれば、ロナルド・ジョーンズ二世やレショーン・マッコイの出番もあるということだろう。

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