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高位足関節捻挫のパンサーズRBマカフリーは4週間から6週間の離脱

2020年09月22日(火) 06:06

カロライナ・パンサーズのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/Mark LoMoglio】

シーズン第2週のタンパベイ・バッカニアーズ戦で、およそ1クオーターを残し、2ポゼッション差を追いかけていたカロライナ・パンサーズはランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーがクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターからのチェストパスを受け取り、エンドゾーン左に向かって駆け抜けた。

このタッチダウンで7点差に詰め寄ったパンサーズだったが、タッチダウンを決めたマカフリーの1日はここで終了した。足首のけがによって退場したマカフリーが試合に戻ってくることはなく、状況に詳しい関係者の話として現地21日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、高位足関節捻挫のために4週間から6週間の離脱が見込まれるという。これは、けがを負った足首のMRI検査の結果を受けて明らかになった事実である。

パンサーズのヘッドコーチ(HC)マット・ルールは記者団に対して、マカフリーが高位足関節捻挫のために“数週間”離脱することを認めたが、最低3週間の離脱を強いられる故障者リストに登録されるという予測については否定した。また、『The Athletic(ジ・アスレチック)』によると、ルールHCはマカフリーの負傷がタッチダウンランの2プレー前だったことを明確にしたという。

いつも通りのパフォーマンスを披露していたマカフリーは7ヤードのタッチダウンランを決める前に17回のキャリーで52ヤードと1タッチダウンをマークしていた。また、4回のパスをキャッチして29ヤードを稼ぎ、獲得ヤード数は合計100に満たなかったものの、パンサーズ攻撃陣の効果的で重要な役割を果たしており、体調は良好に見えていた。

マカフリーがゴールラインを越えようとするタイミングでバッカニアーズのラインバッカー(LB)デビン・ホワイトが飛びかかっており、タッチダウンにつながったとはいえ、これが最終的な見立てを変えることになった。結局、パンサーズは31対17でバッカニアーズに敗れている。

パンサーズにとって2020年シーズンは楽ではなく、苦しい結果であっても最後まで戦う姿を見せてはいるが、ルール政権になって早くも2連敗を喫してしまった。“ブリッジウォーター社”はマカフリーを失うことで間違いなく一層厳しい状況に陥るが、RBマイク・デービスに頼り、日曜日にそれぞれ100レシーブヤードを突破したワイドレシーバー(WR)のD.J.ムーアとロビー・アンダーソンに引き続きボールを投げていくことになるだろう。

不可能ではないが、新しいリーダーシップのもとで基盤を構築しようとしているチームにとって理想的ではない。パンサーズはベストプレーヤーがサイドラインから見守る中で前進を続けることになる。

【SC】