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デレック・カーは「最高のQB」とレイダースHCグルーデン

2020年09月23日(水) 16:34


ラスベガス・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Isaac Brekken】

ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)デレック・カーがフランチャイズの外でどう評価されているかはともかく、ヘッドコーチ(HC)は彼を褒めたたえた。

レイダースはホームのアレジアント・スタジアムでの初試合となったマンデーナイトフットボールでニューオーリンズ・セインツを34対24で下し、カーは完璧なまでの活躍を見せた。

カーはトレードマークの正確さを披露し、フィールド上の指揮を執り、何よりも勝利を手にした。

「彼は最高のQBだ」とHCのジョン・グルーデンは試合後に述べている。「彼の周りにはより良い選手を集めた。そしてディフェンスが持ち前の実力を発揮してくれるようになれば、彼はさらに良くなるだろう。ボールを持っている時もそうでない時も、そしてプレーに直接関わっていない時でさえ、多くのことをこなしている。レイダースのファンは彼を誇りに思うべきだ。少なくとも私は彼を誇りに思う」

現地21日(月)に、シルバーとブラックに身を包んだこのシグナルコーラーをグルーデンHCが誇りに思う理由は十分にある。

パスヤードとタッチダウンでNFL史上最高の記録を持つQBドリュー・ブリーズを相手にカーは活躍し、勝利を収めたチームのQBとなった。

カーは38回中28回のパスを成功させて282ヤードを稼ぎ、タッチダウン3回とインターセプト0回を記録。QBレーティングは120.7をマークした。一方のブリーズは312ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回、成功したパスは38回中26回という記録に終わり、レーティングも91.1となっている。

セインツのプレーがかみ合っていないことに多くの人が首をかしげる中、明らかに自分のフランチャイズQBを気に入っているHCによってカーは称賛を浴びた。

2019年シーズンにカーが密かに成し遂げていた感心すべき数字を引き合いに、グルーデンはカーの今後にも期待できることを指摘した。

マンデーナイトで11人ものレシーバーにパスをつなげたカーについて、グルーデンHCは次のように語った。

「デレック自身や彼のパフォーマンス、そして私たちの関係についてあれこれ言う人たちがたくさんいる。だけど、去年は9人ものワイドレシーバー(WR)がいたのを知っているか? 9人だ。私が(最初にHCを務めて)いた4年間はWRティム・ブラウンを毎週起用していた。オフェンシブラインのコンビネーションが何通りあるか分からない。(昨シーズン)彼がパス成功率70%で4,000ヤード以上を稼いだお陰で、われわれは第15週でプレーオフへのチャンスを手に入れることができた」

今のところレイダースは2勝0敗となっており、カーはタッチダウン4回、インターセプト0回、527ヤード、パス成功率73%をマークしている。まだ気は早いが、カーとレイダースの2016年以来のプレーオフ進出が既に見えてきたかもしれない。

【R】