祖母との対話で自分を取り戻したコルツWRヒルトン
2020年09月25日(金) 14:20スランプからの脱出において、愛する者からのフィードバックよりも素早い立て直しを促すものは少ない。
インディアナポリス・コルツのワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンがスランプに陥ったのは、2020年シーズンが開始したときのことだった。
ヒルトンは現地24日(木)、いつもの自分の標準に達するようなプレーができていなかったことを認めている。しかし、プロボウルに選出されたことのあるヒルトンはシーズン第3戦に組まれたニューヨーク・ジェッツとの試合を前に、おそらくどんなコーチやスカウトよりも自分に注意深く目を注ぎ、率直であるサポーターとの対話を経て活気を取り戻したと語った。すなわち、彼の祖母だ。
チームのウェブサイトで、ヒルトンは「彼女はいつも俺に本当のことを言ってくれる。俺に対して率直だし、素晴らしいことを教えてくれる。ばあちゃんこそ俺のロックで、俺の心だ。その彼女が俺に電話してきて、テレビに映っていたのは自分の孫じゃないって言った。ばあちゃんにはあれが俺じゃないって分かっていた。彼女にそう言わせてしまったことが苦しいけれど、彼女はいつだって正直なんだ」と語っている。
「“あんたはいらだっているように見えた”と言われた。それは俺がこのゲームをプレーするやり方じゃない。俺はいつだってハッピーだし、わくわくしている。だから、俺は自分に戻ったんだ。いい感じさ」
2試合を合わせてヒルトンはキャッチ7回(ターゲット14回)、81ヤード、無得点に終わっている。2試合で記録されたものとしては、このヤード数はヒルトンのキャリアで最も少ない。さらに、いつものヒルトンなら取れるはずのパスを取り落としたことが2度あった。
チームのトップレシーバーとして、ヒルトンが重要なピースであることは間違いない。コルツのオフェンス陣が抱えている負傷の数々を考えれば、その度合いはさらに高まっている。率直な対話は、日曜日の試合でヒルトンに火をつけることだろう。
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