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マホームズは「ゲームを様変わりさせている」とペイトリオッツQBニュートン

2020年10月03日(土) 00:48

ニューイングランド・ペイトリオッツのキャム・ニュートン【AP Photo/Charles Krupa】

パトリック・マホームズは今やフットボール新世代の顔であり、過去10年の優れたクオーターバック(QB)たちからも高い称賛を集めている。

マホームズのいるカンザスシティ・チーフスは、現地4日(日)のサンデーナイトでニューイングランド・ペイトリオッツと対戦する。つまり、2018年のNFL MVPでスーパーボウルの現役MVPであるマホームズが、2015年のNFL MVPであるキャム・ニュートンと対決するわけだ。年長者のニュートンはフットボール界全体と同じように現在の状況を見守っている。

「驚きだよ、彼はゲームを様変わりさせつつある」と1日(木)、ニュートンは『ESPN』に語った。「彼はQBのニューウエーブを先導しているんだ。とにかく見ていて面白い」

一流は一流を認識する。

しかし、どちらも機動性に関しては突出しているとはいえ、2人は異なるQBだ。例えば、サイズ的にはニュートンの方が大きい。彼はこれまでQBとしてNFL最多となる62回のラッシングタッチダウンを決めており、パッシングタッチダウンとラッシングタッチダウンを1回以上達成した試合は40回に上る。

ペイトリオッツでの初シーズンで、ニュートンはここまで試合ごとのパスヤード、アテンプトごとのパスヤードとパサーレーティングで、MVPを獲得した2015年とよく似たペースを発揮している。

「俺もいくつかのことを彼のようにできたらなと思うよ。あの身体能力や彼のプレーの持っていき方はうらやましい。彼は偉大なフットボール選手だ。オーバーン大学にいた頃によく見ていた」とマホームズはニュートンについて同じくESPNに語っている。「彼は今最高の場所にいて、めちゃくちゃいいフットボールをしている」

一方、マホームズも試合ごとのパスヤード(303.2ヤード)、試合ごとのパッシングタッチダウン(2.5回)、パサーレーティング(109.4)でNFL記録を有している。彼は1試合平均300ヤード以上を獲得している唯一のQBであり、ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックも舌を巻くほどだ。

ニュートンはカロライナ・パンサーズ時代にベリチックのペイトリオッツ相手に2勝0敗の記録を持っていた。21世紀になって以来、上位に君臨を続けるチームの倒し方を知っていたことになる。彼はまた、タイトルを狙う大きな成功を収めたチームの一員として、リーグから革新的なQBと注目される気分も知っている。

「彼はただそこに立ち、アーケードゲームをしているわけじゃない」とニュートンはマホームズについて述べた。「時々そう見えるかもしれないけど、彼は正確に自分のしていることを理解し、どうディフェンスを操るかを理解している。ダン・マリーノと一緒だよ。トム・ブレイディもそう。アーロン・ロジャースもそうだ。彼らはオフェンスを完全に掌握していて、ディフェンスにもその支配は及ぶ。そういうことは彼はしているんだ。ハイレベルでゲームをプレーしている」

2人の間にはいくつかの相違点もある。マホームズはスーパーボウルのリングを持っているが、ニュートンはパンサーズで第50回スーパーボウルのタイトルを惜しくも逃した。そして、ペイトリオッツの彼の前任者は記録的な6度のタイトルを獲得している。

チーフスは第3週でボルティモア・レイブンズに圧倒的な勝利を収め、今年も絶好調だ。サンデーナイトで長年にわたるハードルと再度対面することになるが、その司令塔は新しい顔に変わった。

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