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NFLが9月20日から10月3日までの新型コロナ検査結果を公表

2020年10月08日(木) 04:07

【NFL】

ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)およびNFL選手会(NFLPA)が現地7日(水)、9月20日から10月3日までに実施した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査に関する情報を公表した。

期間中、NFL選手ならびに第1層と第2層に分類される関係者が毎日検査を受けており、第3層の関係者は週毎に検査を受診した。COVID-19検査で陽性判定を受けた個人はNFLおよびNFLPAが共同で実施する治療プロトコルに従うことになっている。陽性判定を受けた者は即座に隔離され、チーム施設もしくは選手や関係者との直接的な接触を禁じられる。陽性判定を受けた個人とはチームの医療スタッフが定期的に連絡を取り、症状を観察する。

クラスターが発生したチーム、または、チームに感染をもたらす個人がいる場合、当該チームの施設における追加の集中プロトコル実施を義務とする。NFLチーフメディカルオフィサー(医務部長)を務めるアレン・シルズ医師は医療専門家の助言を受けつつ、COVID-19暴露(曝露/ばくろ)後の手順に従うべきタイミングを決定するとともに、それらの追加的な措置から開放される時期も決定する。

【9月20日から26日に実施したモニタリング検査】
◆合計7,778名の選手およびチーム関係者に対し、3万6,666回の検査を実施
◆選手2,470名に対して1万4,223回、チーム関係者5,308名に対して2万2,443回の検査を実施
◆新たな陽性結果は選手2名、関係者4名

【9月27日から10月3日に実施したモニタリング検査】
◆合計7,981名の選手およびチーム関係者に対し、3万7,002回の検査を実施
◆選手2,480名に対して1万4,254回、チーム関係者5,501名に対して2万2,748回の検査を実施
◆新たな陽性結果は選手11名、関係者15名

【8月1日から10月3日に実施したモニタリング検査の総合結果】

◆8月1日から10月3日までに実施したモニタリング検査で、陽性判定を受けたのは選手31名、関係者53名
◆8月1日から10月3日までに選手および関係者を対象に37万回以上の検査を実施

シルズ医師はNFLの声明の中で次のように説明している。

「トレーニングキャンプが始まってからの9週間で、およそ3分の2のNFLチームにおいて、選手およびその他の関係者から複数名がCOVID-19陽性判定を受けて隔離され、テネシー・タイタンズではクラスターが発生しました。陽性判定の可能性は予想しているという点は常々申し上げてきた通りであり、ウイルスがわれわれのコミュニティにおいて流行性がある以上、チームの中には新たな陽性判定が出ることも予想されます。リスクの排除ではなく、リスクの緩和が重要です。われわれのプロトコルは即座に新たなケースを特定するよう構成されており、治療を必要としている個人を特定し、それ以上のウイルス感染拡大を抑制するべく考案されたものです。強い影響をもたらす厳格な手順に慢心することなく、常にフェイスカバーを着用し、フィジカルディスタンスを取り、健全な手指衛生を徹底することが極めて重要です。この2020年シーズンにおいて、われわれの共通の敵はCOVID-19であり、ともに力を合わせてこのウイルスと戦っていかなければなりません」

また、NFLPA医療部長のトム・メイヤー医師は「このウイルスはわれわれのシーズンのみならず、わがコミュニティにおけるすべての人々の安全を大きく脅かしています。各人におかれましては、すべてのプロトコルにしたがって各自の行動を取っていただき、お互いの安全を死守してください」とコメントした。

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