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0勝5敗のファルコンズがHCクインとGMディミトロフを解雇

2020年10月12日(月) 13:30


アトランタ・ファルコンズのダン・クイン【AP Photo/John Hefti】

ダン・クインのアトランタ・ファルコンズのヘッドコーチ(HC)としての6シーズン目は5敗でスタートした。0勝5敗という成績は、クインのファルコンズHC時代の終焉をもたらしている。

現地11日(日)にファルコンズがカロライナ・パンサーズに23対16で敗北した後、クインとジェネラルマネジャー(GM)トーマス・ディミトロフを解雇した旨をチームが発表した。

ファルコンズの声明では、社長兼CEOのリッチ・マッケイがチームの日常業務を監督し、暫定コーチは月曜日に発表される予定であることが明かされている。さらに、チームはマッケイとオーナーのアーサー・ブランクが新GMとHC探しを率いるとした。ブランクオーナーはこの声明で次のように述べている。

「こういった決断は非常に難しいが、私と私の家族がダンやトーマス、そしてその家族に深い愛や称賛、敬意を持っているだけに、過去2シーズンと今季のスタートは特に私にとって厳しかった。長年にわたり、彼らは私とわれわれのチーム、組織、アトランタを、品位と献身、そしてチームリーダーに求められるすべての情熱をもって代表してきた。しかし、誰もが知っているように、これは結果がものを言うビジネスであり、私は最高の成果をファンに届ける義務を負っている。勝つために可能な限りすべてのリソースをつぎ込んできたし、これからもそうし続けるが、最近のリザルトはわれわれのスタンダード、もしくは、私がファンに約束したものに見合っていない。したがって、われわれはコーチングと人事の新たなリーダーシップを、適切なときにアトランタ・ファルコンズに迎える予定だ」

ビル・オブライエンがヒューストン・テキサンズのHCとGMの任を解かれたのに続き、クインは2020年シーズンに解雇された2人目のHC、ディミトロフは同じく2人目のGMということになる。

マッケイCEOは「われわれは前進し、今季にチームができる限り多くの試合で勝利するのを手助けするため、ファルコンズを将来の成功に向けて位置づけることに目を向けてこれらの重要なリーダーシップを探すための強力なプランを進めつつ、全てのことを行っていく」と語った。

ディミトロフは不運な13シーズン目の半ばにしてアトランタを去る。在任中に6度プレーオフ進出を遂げ、クインを起用していた。成功するための才能はあると見られていたチームだが、運に見放された結果はそうではないことを証明しており、今、再建が始まっている。

5年の期間でファルコンズに変化をもたらしてきた50歳のクインは、勝率5割をわずかに超えるレギュラーシーズン43勝42敗という数字を残した。プレーオフに2度進出し、2016年シーズンにはスーパーボウルに出場。しかしながら、ファルコンズは2年連続で負け越しシーズンを送っており、今季もポストシーズン進出や勝ち越しは難しい状況だ。

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