レギュラーシーズンに第18週以降が追加される可能性も
2020年10月12日(月) 16:19『NFL.com』のマイケル・シルバーがNFLのスケジュール状況について詳しい人物から得た情報によれば、現地11日(日)の朝にリーグがデンバー・ブロンコス対ニューイングランド・ペイトリオッツの試合をマンデーナイトに実施しないと決めた際、無期限の延期についても議論が交わされており、その場合は実質的に“シーズン第18週”のシナリオが選ばれることになっていたという。
ブロンコス対ペイトリオッツは実際のところ翌週の日曜日に移動しており、8試合と8チームに影響すると共に、6チームのバイウイーク変更を伴う日程変更が行われている。しかしながら、すでにバイウイークを送ったチームが予定の組まれた週にプレーできないケースが生じた際、シーズン第18週のプランが現実味を帯びてくる。
そういったケースが、早ければ月曜日の朝にでも起こるかもしれない。バッファロー・ビルズとテネシー・タイタンズのいずれか、または両方に新型コロナウイルス検査で新たに陽性の結果が出た場合、火曜日に予定されている両チームの試合は延期されることになる。タイタンズがすでにバイウイークを終えていることを踏まえると、この試合は無期限で延期されるだろう。それによって、シーズン第18週として組み込まれる可能性がある。
第18週が行われる筋書きとしては、プレーオフに大きな影響のある場合のみ試合を行うことが考えられる。たとえば、あるチームが第5シードか第7シードかを決めるような試合だとすれば、リーグはそれを実施しないだろう。
とは言え、シーズン第18週が現実のものとなる可能性はあり、今後の延期の状況次第では一つのチームが2回以上影響を受ける場合もあり得る。そうなると、シーズン第19週が加わる可能性すらある。
そういった状況はポストシーズンにどういった影響を与えるだろうか? ポストシーズン開始が遅れる可能性があるのは明らかだ。リーグはプロボウルをキャンセルし、カンファレンスチャンピオンシップ戦の1週間後にスーパーボウルを開催することで、1週間を確保することができる(以前にもそういったケースはあった)。
第55回スーパーボウルについてはどうだろう? かなり前の段階からホテルに予約が入り、他地域から多くのファンがやってくる例年よりも、今年の試合日程変更は容易だ。スーパーボウルが1週間か2週間、3週間延期されることはあり得る。
要点としてはこうなる。少なくともレギュラーシーズンに1週が追加されることは予測しておくべきであり、それだけでは問題が解決しない可能性がある。各チームの目標はホームで8試合、アウェイで8試合の計16試合をレギュラーシーズンにプレーすることで変わらないが、状況によってはそれもあきらめざるを得ないかもしれない。
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