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カウボーイズ副社長、QBプレスコットは今でも「われわれの未来」

2020年10月13日(火) 10:00


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Ron Jenkins】

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットが日曜日に負った恐ろしい足首のけがは、ダラス・カウボーイズにおける将来に疑問を投げかけている。

プレスコットの負傷にはまだはっきりしないところがあるものの、カウボーイズの副社長であるスティーブン・ジョーンズはダックがフランチャイズQBであるというチームの感覚に変わりはないと話した。

ジョーンズは現地12日(月)に「彼はわれわれの未来だ」と『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』に語っている。

「何でも乗り越えるという人物がいるのなら、それはダックだ。彼がこれまで以上に強く、より優れた状態で戻ってくると確信している」

ダラスで起こっている活動が、言葉以上にそれを物語っている。

2020年はフランチャイズタグでプレーしているプレスコットは、もう1年タグでプレーすることも、カウボーイズと長期契約を結ぶことも、もしくはオープンマーケットに出ることも受け入れるだろう。27歳のプレスコットはこのオフシーズンに大きな報酬を受け取る構えを整えていた。2021年のフランチャイズタグは3,770万ドル(約39億7,000万円)ほどになる見込みだ。

ジョーンズのコメントはプレスコットにチームが有利な契約を強いたりしないことを示唆しているが、こういった感情が交渉のテーブルでも続くかは今後次第だろう。

カウボーイズが2020年に前途多難なスタートを切ったのはプレスコットのせいではない。プレスコットはパッシングレコードを破るペースを発揮していたのだ。

5試合に満たない期間でプレスコットはパス222回中151回成功、1,856ヤードを記録しており、これはいずれも現時点でトップの数字だ。第5週の最終クオーターではプレーしていないにもかかわらず、プレスコットはシーズン末には5,939パスヤードをマークするペースだった。そうなれば、ペイトン・マニングが2013年に達成した単独シーズン当たりの5,477ヤードという記録を抜いていたことになる。

プレスコットの回復はカウボーイズの元で進められる予定であり、シーズンが終われば契約延長についての話し合いも行われるだろう。

その間、アンディ・ダルトンがカウボーイズのけん引役を担う。ルーキーのベン・ディヌッチがバックアップとして控えているが、カウボーイズが別のベテランをその役に据えることもあり得る。

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