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元1巡目指名のWRジョン・ロスがベンガルズからのトレードを希望

2020年10月21日(水) 12:13


ジョン・ロス【AP Photo/Emilee Chinn】

契約最終年の真っただ中で、ワイドレシーバー(WR)のジョン・ロスはフレッシュなスタートを希望している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地20日(火)に伝えたところによると、ロスはシンシナティ・ベンガルズに対してトレードの希望を申し出ているという。彼を他のチームに送り出す可能性について、ロスの代理人はすでにベンガルズと話し合っているが、進んでいない様子だとガラフォロは付け加えた。

ベテランのロスは、2019年にその潜在能力をのぞかせていたのに対して2020年シーズの出場時間が少ないことに不満を募らせていると、ロスの代理人であるブラッド・シカラの話を元にガラフォロは報じた。第1週には56のダウンでプレーしたが、第2週にプレーしたスナップ数(28回)は半分となり、第3週から第5週はインアクティブになっている。インディアナポリス・コルツに負けを喫した日曜日の試合ではたった1回のスナップでしかプレーしていない。

かつてはビッグプレーを生み出す脅威として認識されており、桁外れの俊足――公式最速記録である40ヤード走4.22秒――を活かして相手ディフェンスを抜き去っていた。しかしながら、2017年に全体9位で指名されて以来、ロスは度重なるけがに見舞われている。キャリア通算のキャッチはわずか51回となっており、単シーズンの最高記録は2019年の28回(506ヤードをマーク)だ。

ルーキー契約の最終年を迎え、ベンガルズから5年目オプションをすでに拒否されているロスにとって、2020年はいちかばちかのシーズンである。これまでのところフィールドに立つ機会さえ与えられず、何もできていない。

トレード期限まであと2週間。何らかの合意に漕ぎつける時間がベンガルズにはまだ残されている。それによって元ワシントン大学のスター選手に新しいホームが見つかるかは要注目だ。

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