選手1名が新型コロナウイルス感染症（COVID-19）陽性判定を受けたグリーンベイ・パッカーズは現地2日（月）、対面での活動に代えてバーチャルミーティングを実施している。

「パッカーズは本日、選手1名がCOVID-19の検査で陽性反応を示したとの報告を受けた。チームはNFLのインテンシブプロトコルに入り、当該選手は自己隔離している。インテンシブプロトコルに従い、接触者追跡においてはリーグと協力していく。本日の全選手のミーティングはバーチャル形式で実施する」と声明で説明したパッカーズは次のように付け加えている。

「われわれは引き続き、選手、スタッフ、コミュニティの健康と安全の確保に注力し続ける。NFLおよび医療専門家との協力を継続し、彼らのガイダンスに従って行動する」

情報筋の話として『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じたところによると、陽性判定を受けたのはランニングバック（RB）A.J.ディロンとのこと。パッカーズは月曜午後になってディロンをリザーブ／COVID-19リストに入れている。

目下、接触者追跡プロセスが進められているが、場合によってはシーズン第9週に予定されるサンフランシスコ・49ersとのサーズデーナイトフットボールに影響が出るかもしれない。ディロンの検査結果が分かる以前に、RBアーロン・ジョーンズが負傷によりシーズン第8週の試合を欠場するなど、パッカーズはすでに限られたランニングバック陣で試合に臨まなければならない状況にあり、49ers戦に向けた布陣に懸念が生まれる可能性はある。

ペリセロによるとディロンの陽性判定は日曜日の試合前検査の結果だという。『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』のデータでは、ディロンはミネソタ・バイキングスに敗北した試合で14回のスナップに参加、5回のランで21ヤードを記録している。

NFLとNFL選手会はシーズン第6週から試合当日のPCR検査を実施することで合意しており、ペリセロによれば、その検査結果は日曜夜か月曜朝にもたらされるという。ボルティモア・レイブンズではコーナーバック（CB）マーロン・ハンフリーが日曜日の試合前検査で陽性判定を受けたことが分かっている。ハンフリーの結果も月曜日に判明した。

さらに、アリゾナ・カーディナルスは2人が陽性となったが、接触者追跡プロセスを実施した結果、陽性判定を受けた人物と接触した者はほとんどおらず、新たな陽性結果もなかったことから、チームは「通常通りの営業」に移るという。

カーディナルスのラインバッカー（LB）デボン・ケナードが『Twitter（ツイッター）』でCOVID-19陽性だったことを明かしている。チームはケナードに加えてCBバイロン・マーフィーをリザーブ／COVID-19リストに入れたことを公表した。

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