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重要な試合が実施できなかった場合のプレーオフ出場枠拡大をオーナーらが承認

2020年11月11日(水) 09:25


NFLロゴ【Ric Tapia via AP】

継続する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによってこれまでにも緊急の対応を強いられてきたNFLが、9週間を終えたところで予測のつかないこの先に向けたプランを練っている。

新型コロナウイルス感染症の影響で重要な試合がプレーできなかった場合、プレーオフの出場枠を14チームから16チームに拡大することを、NFLのオーナーらが満場一致で承認したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。また、そうなった場合にシード順の振りなおしは行われないとNFLコミッショナーのロジャー・グッデルは述べている。

こういった対応が取られるのは、シーズン第18週のスケジュールが組まれた上で重要な試合が実施できなかった場合に限られる。プレーオフ出場枠の拡大は基本的にリーグが17週から18週の間に予定している256試合を完了できなかった場合のみに取られる第3の選択肢であり、第18週はポストシーズンの試合が始まる前に256試合のスケジュールを完了するためだけに追加されるものだ。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まる前、オフシーズンにプレーオフ出場チームが12から14に拡大され、各カンファレンスのポストシーズントーナメントに3つ目のワイルドカードスポットが追加されていた。現在のスケジュール、もしくは18週のスケジュールの中で重要な試合が実施できなかった場合、そこにさらに1チームが加わることになる。

今のところ、プレーオフは14チームで構成されるシングルエリミネーション式トーナーメントであり、7チームが各カンファレンスで戦う一方、それぞれのカンファレンスのトップシードはファーストラウンドを免除される。

また、オーナーらはマイノリティのコーチやフロントオフィスの幹部のいずれか、もしくは両方が他チームのヘッドコーチ(HC)やジェネラルマネジャー(GM)に就任したチームに、補償ドラフト3巡目指名権を与えることも承認。今回承認された決議については、NFL選手会(NFLPA)の承認が必要となるとグッデルは述べた。

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