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「ダックがわれわれのQB」とカウボーイズオーナー、QB上位指名の考えは“クレイジー”

2020年11月11日(水) 11:32

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/John Froschauer】

シーズンは第10週に到達した。つまり、新たなフランチャイズクオーターバック(QB)になる可能性のある選手たちについて、真剣な話を始めてもよい頃だ。

その中に含まれるのがクレムソン大学のトレバー・ローレンスとオハイオ州立大学のジャスティン・フィールズであり、ランキングの下位にQBを必要としているチームが多いことからQBについての話題は熱を帯びつつある。ただし、ダラス・カウボーイズはこの話題から除外するべきだ。

現地10日(火)に『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』に出演した際、上位になると見られるカウボーイズの1巡目指名権の対象としてQBを検討する考えについて尋ねられたカウボーイズオーナーのジェリー・ジョーンズは「そんな考えを持ち出して、私がイエスなどと答えようものならクレイジーだ」と応じた。

「われわれはここでゲームをプレーしているが、そのような話にはまったくならない。ダック・プレスコットがわれわれのQBだ」

カウボーイズは2020年シーズン前にプレスコットと長期契約をまとめられておらず、プレスコットはフランチャイズタグでプレーしている状況だった。足首の負傷によってプレスコットのシーズンが終了したという事実は、高額ながらも短期間のタグでプレーすることに伴うリスクを明るみにしている。そして、こういった結果が長期契約で手にできたはずの金額にどれほどの影響を与えるかは、次のオフシーズンに分かってくるだろう。

とは言え、カウボーイズがプレスコットを失ってから学んだのは、フランチャイズの成功にとってこのQBがどれほどの価値を持っているかということだった。アンディ・ダルトンを起用したカウボーイズだが、そのダルトンが脳震とうをわずらった上にリザーブ/COVID-19リストに加わったことで、ベン・デイヌッチに頼らざるを得なかった。ディヌッチはフィラデルフィア・イーグルス戦で成功を収められず、チームのかじ取りの役目はギャレット・ギルバートに移っている。

105.3ザ・ファンの中で、ジョーンズオーナーは出場可能であればカウボーイズの先発はダルトンだとも話していた。だが、2020年シーズンが終わった後のプランについては、プレスコットがフランチャイズQBであるとの姿勢を揺るがしていない。たとえ、ドラフトで誰が獲得可能であるにしても。

これからも数字を細かく検討していく必要はあるが、カウボーイズの指名権がどの位置になろうとQBは考えなくていい。ここはこれからもプレスコットのチームなのだから。

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