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「3位になりたいヤツはいない」とサック数トップを狙うセインツDEヘンドリックソン

2020年11月11日(水) 12:46


ニューオーリンズ・セインツのトレイ・ヘンドリックソン【AP Photo/Jason Behnken】

ニューオーリンズ・セインツのディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンは2020年の8試合でそれ以前のキャリアを通じた合計を上回るサックを記録している。

ヘンドリックソンのサック7.5回という記録は、今のNFLでマイルズ・ギャレットとアーロン・ドナルド(ともに9回/1位タイ)に次ぐ3位につけている。2017年から2019年を通したヘンドリックソンのサック数は6.5回だった。

現地8日(日)に行われた試合の第3クオーター終盤に、ヘンドリックソンはタンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディを2回のプレーで連続してサックした。いずれのプレーでも、ヘンドリックソンはあたかもスーパーボウルを制覇したかのように手を高く上げて現場を駆け去っている。

もちろんこれはスーパーボウルではない。しかし、第9週のこの勝利は、ヘンドリックソンとセインツディフェンス陣(印象的なパフォーマンスを発揮するマーカス・ダベンポートを含む)をNFL界に広く知らしめるものだった。

『Times-Picayune(タイムズ・ピカユーン)』のロッド・ウォーカーによれば、今季がキャリア最高のスタートを切っていることについて、ヘンドリックソンは「仕事は終わっちゃいない。まだ8試合さ。俺はハングリーなんだ。レースで3位になりたいヤツなんかいないだろ」と話したという。

偶然にも、セインツ守備陣が大活躍した場所であるタンパは2月に第55回スーパーボウルが行われる予定の地だ。セインツがレギュラーシーズンのバッカニアーズとの試合で2勝0敗をマークしていることから、この両チームがプレーオフで対戦することがあれば、バッカニアーズがニューオーリンズに赴かなければならない。

しかしながら、セインツとヘンドリックソンが心に思い描く道がつながる先はタンパだ。去る日曜日にそうしたように、ヘンドリックソンはバッカニアーズのオフェンシブタックル(OT)ドノバン・スミスのような相手をこれからも倒していこうとしている。

「俺たちが話していたことの一つが、1対1で勝つことなんだ。俺はもっとそれをやりたかった」とヘンドリックソンは語る。

これからの戦いで、誰がサックのリードをより望んでいるかが見えてくるだろう。ヘンドリックソンはディスラプションでトップ20に入っており(『Next Gen Stats/ネクスト・ジェン・スタッツ』によれば、ギャレットとドナルドには12回以上の差をつけられている)、自分のチャンスについてはかなり自信があるようだ。

「ただQBを追いかける。俺はそのために生まれてきたんだ」とヘンドリックソンは話した。

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