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QBニュートンは「本家本元のスーパーマン」だと称賛するレイブンズQBジャクソン

2020年11月13日(金) 00:21


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【NFL】

第10週のサンデーナイトでボルティモア・レイブンズはニューイングランド・ペイトリオッツとジレット・スタジアムで対戦する。そこではNFLの元MVPが2人、同じフィールドに立つことになる。

レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは現地11日(水)、自分のようなモバイルQBのための道を開いたペイトリオッツのキャム・ニュートンのことを尊敬していると語った。

23歳のレイブンズの司令塔は、走って、ヒットを受けてパスするニュートンの能力に尊敬の念を抱いているという。ニュートンがリーグを席巻し、MVPとスーパーボウルへの道を突き進んでいた2015年、ジャクソンはルイビル大学の1年生だった。

「キャムのことは彼がオーバーン大学の頃から見ていた。国中のみんながそうだった」とジャクソンは『Boston.com』に語っている。「キャム――スーパーマンさ――を知らないやつはいなかったし、彼の活躍はみんな知っている。オレたちもみんな彼を尊敬したよ」

ニュートンが基準を作る。ジャクソンはそれを越えていく。

ジャクソンが持つ2,370ランヤードというのは、QBが最初の3シーズンで達成したものとしてはNFL史上最高の記録だ。その前に記録を持っていたのがニュートンで、2,032ヤードだった。

最初の3シーズンでパサーレートが100以上、1,500ランヤードを越えたQBはNFLの歴史でジャクソンただ1人。パサーレートが100以上で1試合平均ランヤードが50以上のQBも彼1人だ。

2015年にニュートンはNFLでただ1人、1シーズンでパスによるタッチダウンが30回以上、ラッシングタッチダウン10回以上を記録した選手となった。

「彼はモバイルQBだ。自分のやりたいようにやる」とニュートンについてジャクソンは言う。「ハイズマンを獲得し、カレッジチャンピオンシップで勝ち、MVPに輝き、スーパーボウルに行った。俺も彼をまねして、同じところに立ちたいと思った。そして今ここにいる。彼を相手にプレーするんだ。それが待ち切れない」

ジャクソンもニュートンも、今シーズンはアップダウンを経験し、以前のようなMVPらしさを取り戻そうとしている。昨シーズンと比べてジャクソンはランとパスヤードの平均が41.1ヤード下がっている。ニュートンの方はけがで数年を棒に振り、成績が急降下してしまった。ペイトリオッツへの移籍も問題が皆無ではなかった。

日曜日にNFL史に残る2人の強力なランニングQBが、互いに敬意を払いながらフィールドに立つ。

「一流には一流が分かるものだ」とジャクソン。「彼が本家本元――スーパーマンさ」

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