シーホークスQBウィルソンは「自分の仕事を難しくする」とラムズDEドナルド
2020年11月14日(土) 04:30ラッセル・ウィルソンが調理する日曜日のごちそうを台無しにしようと飛び回るのはアーロン・ドナルドだ。
ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブエンド(DE)はこれまでのキャリアで、他のどのディフェンダーよりも多くウィルソンの1日を台無しにしてきた。シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)がドナルドに浴びた12回のサックは彼にとって最も多い数字だ。12.0というのはディフェンダーの1人のQBに対するサックの回数としては2014年以降で2番目に多い。1位はニューオーリンズ・セインツDEキャメロン・ジョーダンのアトランタ・ファルコンズQBマット・ライアンに対する14.5回だ。ドナルドのウィルソンに対するQBヒット33回というのは、1人の選手がライバルQBに記録したものとしては2014年以降で最も多い数字だ。
しかし、ドナルドはウィルソンが自分の指の間をすりぬけていった回数だけを気にしている。
「オレのキャリアを通し、彼と戦った時にそれは何度も起きた。つかんだと思ったのに、彼はいつの間にかボールをどこかにやっているんだ」とドナルドは『L.A. Daily News(L.A.デイリー・ニュース)』に語った。「彼は俺の仕事を難しくする」
ウィルソンは今シーズン、タッチダウンパスでNFL最多の28回を誇る。ドナルドは2020年に9.0回のサックを成功させており、これはクリーブランド・ブラウンズのDEマイルズ・ギャレットと並びNFL最多だ。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、過去20シーズンでタッチダウンパス首位の選手とサック数首位(タイを含む)の選手が第9週以降(週開始時点のランキングに基づく)で直接対決するのはこれが13回目のことだという。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によるとウィルソンは2020年にドロップバックの24.0%でプレッシャーをかけられており、これはNFLで12番目に低く、ウィルソンの過去5シーズンで最も低いプレッシャー率だということだ。
ドナルドは今シーズン、QBプレッシャー(38回)、サック(9.0回)、プレッシャーに起因するターンオーバー(3回)でインテリアパスラッシャーをリードしている。
2016年以降、ドナルドはシーホークスに対する202回のパスラッシュで30回のQBプレッシャーを記録しており、プレッシャー率は14.9%だ。参考までに、同じ期間で他の全チームに対する彼のプレッシャー率は14.1%となっている。
しかし、ゲームクラッシャーのドナルドは今回シーホークスが何か違うことをたくらんでいるかもしれないと知っている。
「彼らが何をやってくるかは誰にも分からない。今まで映像で見たことのないことや、今年(これまで)やらなかったことをやってくるに違いない」とドナルドは言う。「パサーにラッシュする機会があったら、それを成功させなきゃならない」
シーホークスとラムズのサンデー対決は、白熱するNFC西地区のタイトル争いに重大な影響をもたらす。シーホークスが勝てば、彼らはリードをさらに広げることができる。ラムズが勝てば、ディビジョン内で少なくとも3敗しているトップ3チームをプッシュすることになり、バッファロー・ビルズ対アリゾナ・カーディナルス戦の結果次第では自分たちが集団の先頭に躍り出ることも可能となる。
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