テキサンズ、2021年はクレネルを正式なHCに任命の可能性
2020年11月16日(月) 03:01ヒューストン・テキサンズは見慣れた顔をトップの空席に据えるかもしれない。
不在となったヘッドコーチ(HC)探しを始めるまでまだ1カ月以上あるが、彼らがロメオ・クレネルをフルタイムで登用する可能性が高まったと情報筋が伝えている。現在、組織内でその討論が行われているようだ。
現在、暫定HCを勤めているクレネルは広く尊敬され、人当たりが良く、長年守備コーディネーター(DC)を務めていて、過去にHC経験もある。テキサンズにとって彼は当座のHCとしては適任であり、チームはいくらかの安定性を持って2021年を迎え、次のオフシーズンで真のHC探しを進めることが可能となる。その頃には新型コロナウイルス(COVID-19)の規制の中でも、対面での人員探しが可能になっているかもしれない。
1月に国内の状況がどうなっているかは分からないが、国中を飛び回って複数の候補と面談することはプライベート機を使ったとしても難しいだろう。『Zoom(ズーム)』で候補と面談する可能性はある。それはつまり、直接会ったこともないHCにチームが3,000万ドル(約31億4,000万円)や4,000万ドル(約41億9,000万円)を投資するということだ。
ビル・オブライエンの下で波乱も多いが多くの成功を収めたテキサンズにとって、クレネルを1年間続けさせることは次の動き方を決めるにあたっての魅力的なオプションだ。彼は選手たちに好かれ、尊敬される人物でもある。
73歳のクレネルは2005年から2008年にクリーブランド・ブラウンズのHCをしていた。2012年にカンザスシティ・チーフスでも同職に就いていた。テキサンズでは2014年からさまざまな部門でリーダーシップを発揮してきた。
シナリオが現実のものとなった場合、フットボールオペレーション部門の上級副社長を務めるジャック・イースタービーが引き続きフットボール部門の代表を務め、チームがジェネラルマネジャー(GM)を雇用しなければ代理を続けることになるだろう。そうなると、少なくとも状況が落ち着くまで数年間はイースタービーがチームのトップに立つことになる。
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