この4年間でオレゴン大学のフットボールを見たことがある人なら、子どもの頃の夢をかなえ、彼らのスタークオーターバック（QB）として活躍しているのが、知的な長髪の青年だということを知っているだろう。

夢の舞台はNFLに変わったのだが、青年はその豊かな髪をばっさりカットしてしまった。現地18日（水）にお披露目されたジャスティン・ハーバートの最新の姿が、なかなかの衝撃をもたらしている。

BREAKING: Justin Herbert got a haircut. pic.twitter.com/EEU2IoEalm

— Daniel Popper (@danielrpopper) November 18, 2020

「速報：ジャスティン・ハーバートが髪を切る」

ストレングス＆コンディショニングのコーチ、ジョン・ロットの助けを借りて頭を刈り上げたハーバートはまるでハイティーンの頃に戻ったかのようだ。彼が最後に髪を切ったのもちょうどその頃だったという。記者団に対し、カットしたのは2017年か2018年以来だとハーバートは語った。それ以来彼は髪を伸ばし始め、ヘアバンドで後ろに抑えた長い髪は緩やかなウエーブを描いていた。

「特に理由はないんだ。そういう時期だっただけ」とハーバートは述べた。「そろそろ伸びすぎていたから、カットしようかなと思ったんだ」

それをロットに任せたのは、「彼はバリカンが得意だって言っていた。だから頼んだんだ」と述べている。

「いい仕事をしたと思うよ」とハーバート。「別におしゃれにしようなんて思っていない。すっきり刈り上げてくれれば何でも良かったんだ。その通りにしてくれた。俺は満足している」

丸刈りよりほんの少し長い程度の頭になったハーバートを見て、率直に言って大半の人々は彼の長髪を懐かしんでいる。

ハーバートの生え際は彼の腕と同じでしっかりしている。寿命はまだ長そうだ。

こうしたヘアカットは高校フットボールのコンディショニングウイークを前に、できるだけ頭を涼しくしておきたい時にするものだ。もしかしたらハーバートも髪を整えるのに疲れたのかもしれない。髪の乱れを気にせずに日々のタスクをコンプリートする方が楽なのは確かだ。加えて、今週末にはニューヨーク・ジェッツ戦が控えている。髪のセットに時間をかけている暇はない。

それでも1つ、彼に尋ねたいことがある。なぜハーバートは無料でカットしてくれる理髪店を利用しなかったのだろうか？　オレゴンは7年前に素晴らしいフットボール施設をオープンし、その中にはスポーツ学生のための理髪店がある。そこへ行けば『GQ』の表紙を飾れるくらいには整った形に仕上げてくれただろう。

だが結局のところ、ハーバートのルーキーイヤーで何より重要なことは1つ――勝つことだ。彼のロサンゼルス・チャージャーズは2勝7敗。だが、ルーキーでありながらも優れた彼のプレーのおかげでチームは競争力を見せている。髪に関する彼の戦略はシンプルだ――ファッションよりも機能性。

それに、どうせテレビに映る時はほとんどヘルメットをかぶっているのだから関係ない。

【M】