過去の過ちから学ぶシーホークス守備陣、カーディナルスQBマレーへのプレッシャーを誓う
2020年11月20日(金) 00:21第7週にオーバータイムでアリゾナ・カーディナルスに37対34で破れたシアトル・シーホークスは、360ヤードを投げ、3回のタッチダウンを決めたクオーターバック(QB)のカイラー・マレーを1度もサックできず、QBヒットすら与えることはできなかった。
「俺たちは彼にプレッシャーをかけていなかったと思う」とラインバッカー(LB)のボビー・ワグナーは『The News Tribune(ザ・ニュース・トリビューン)』に語った。「そういう場面は1回だけだったんじゃないかな」
シーホークスはマレーに決断を急がせることなく、予定通りに彼を行動させた。ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは1回目の対戦時にディフェンスが低リスクのプレーをし過ぎたと述べ、ブリッツを増やしてマレーを急がせるよう、自分がもっと守備コーディネーター(DC)のケン・ノートンJr.に働き掛けるべきだったと述べた。
「間違いなく、そこには持ち帰れるものが多くあった」とノートンは現地17日(火)に語っている。「われわれは彼らとの1回戦で多くのことを学んだ」
プレッシャーを受けなかったマレーは安心してポケットにとどまることができ、カーディナルスのオフェンス陣が不利な状況に置かれることはめったになかった。サーズデーナイトの再戦では、若きQBをそこまでリラックスさせてはいけないとノートンは知っている。
「サックやネガティブプレーが本当に役立つのは疑問の余地がない」と彼は述べた。「サードダウンミディアムは本当にタフなので、サックの後にサードダウンロングになるのはとても役に立つ。(ブリッツが)助けになることは重要なんだ。われわれのチームはアグレッシブに良いプレーをする。それにうまく応えてくれる」
「今はただプレーを作れるかどうかだ。そして確実にハイリスク、ハイリワードにすること。ロングランをさせないことだ」
シーホークスが第7週にマレーを止められず、苦戦したのは例外的なことではない。2020年のキャロルのディフェンスは悪い方で記録を作ろうとしている。シーホークスはこれまで1試合平均448.3ヤードを相手に許しており、これはスーパーボウル時代になってから最多の数字だ。
今シーズンのシーホークスは2010年にキャロルがHCに就任して以来、1試合平均で相手に最も多くの得点、トータルヤード、パスヤード、サードダウンコンバージョン率を与えている。2020年のシーホークスは9試合で266点、3,282ヤードを対戦相手に許しており、2013年に16試合で記録した231点、3,050ヤードをすでに上回ってしまった。
今回のプラス面として考えられるのは、セーフティ(S)ジャマール・アダムスがフィールドに戻ってきたこと、そしてトレードでパスラッシャーのカルロス・ダンラップを獲得したことだろう。
しかし、メンバーの顔ぶれより重要なのはマレーを追い込むことだ。走らせてビッグゲインをさせてはいけないと彼らは知っている。
「あの試合で、俺たちには間違いなく修正可能な部分があった」とワグナーは述べた。「そのための機会はあったと思うし、次はそれを実行するだけだ。それに前回はジャマールがいなかった。前の試合の時はいなかった人たちが数人いる」
「だから今回はつかまえられるはずだ」
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