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0勝16敗でキャリアを終えるわけにはいかないとジェッツRBゴア

2020年11月24日(火) 11:01


ニューヨーク・ジェッツのフランク・ゴア(中央)【AP Photo/Peter Joneleit】

現地22日(日)、ニューヨーク・ジェッツが今季に白星をつかむ最高のチャンスが消えうせた。ロサンゼルス・チャージャーズに34対28で敗れたギャング・グリーンは、チーム史上最悪の0勝10敗に転落している。

日曜日の試合結果によって、ジェッツは正式にプレーオフ争いから除外された。今はただ、0勝16敗に終わるNFL史上3番目のチームになることを回避するために奮闘するばかりだ。

一部のベテランたちにとって、勝利は重要な意味を持つ。37歳のランニングバック(RB)フランク・ゴアは、16年におよぶNFLキャリアが終わりに近づいていることを知っている。しかしながら、未勝利のシーズンにフィールドを去ることはあり得ない。

「0勝16敗なんてなりたくないだろ。俺のラストシーズンになるかもしれない。そんな風に去ることなんてできないね」とゴアは『Associated Press(AP通信)』に述べた。

ゴアは日曜日の試合のスナップ58%でプレーし、ラン15回で61ヤード、タッチダウン1回をマークしてチームをリードした。ゴアにとってこれは、プレーする価値があると考えた2020年シーズン最初のタッチダウンだった。

ゴアがキャリアの終わりの可能性について話したまさにその週末、息子であるフランク・ゴアJr.はサザン・ミシシッピ大学のフレッシュマンとして初めてのタッチダウンを決めている。

今後に厳しい試合が控えるジェッツは、0勝16敗の結末に近づきつつある。これからの5試合はすべて、少なくとも6勝を記録しているチームが相手だ。対戦相手の内訳はマイアミ・ドルフィンズ(6勝4敗)、ラスベガス・レイダース(6勝4敗)、シアトル・シーホークス(7勝3敗)、ロサンゼルス・ラムズ(マンデーナイト開始前の時点で6勝3敗)、クリーブランド・ブラウンズ(7勝3敗)となっている。数字上、ジェッツの最大のチャンスは去る日曜日に4勝6敗になったニューイングランド・ペイトリオッツと対戦する第17週の試合ということになるだろう。

ゴアやクオーターバック(QB)ジョー・フラッコが彼らのレガシーに0勝16敗のシーズンが書き込まれるのを防ぐには、シーズン終盤にかけて若手たちをポジティブな状態に保つことが必要になる。

「それが皆の頭の片隅にあるのは確かだけれど、僕らは自信を保つために毎日戦っているし、うつむくことなく、ここへ出て自分たちの知る方法でフットボールをプレーするために奮闘している」とフラッコは述べた。

「だから、とにかくそれを続けて、毎日に集中し、それをやれるメンバーがいると信じなければならない」

「そしてその中で、僕らがスコアボードを見上げれば、第4クオーターの最後に勝利をつかんでいるだろう」

フラッコの予言が実現しなければ、ゴアは2020年の苦い後味を払拭すべく17シーズン目のプレーに臨むことになるだろう。

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