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求めるのは無敗ではなくロンバルディトロフィーだとQBロスリスバーガー

2020年11月24日(火) 12:07

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

現地22日(日)に不運なジャクソンビル・ジャガーズを27対3に抑えたピッツバーグ・スティーラーズは、10勝0敗を記録した。

スティーラーズが開幕から10勝0敗をマークするのはチーム史上初めてのことであり、過去5年に同じ成績を残したクラブはない。

スティーラーズはスーパーボウル時代に入ってから10勝0敗のスタートを切った18番目のチームとなっている。これらのクラブのうち10チームがスーパーボウルに駒を進め、6チームがそこで勝利した。

「俺たちは16勝0敗という意味での完ぺきさは求めていないんだ」とクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーは『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』に話している。

「俺たちが求めているのはロンバルディ。それが俺たちにとって一番大事なことだ」

スティーラーズは今季の各週で自分たちの仕事をやり遂げてきた。たとえ、常に印象的なわけではなかったにしろ。日曜日の試合で攻撃陣はNFLでワーストの一つに数えられる守備陣を相手に課題を残し、ビッグベンは4週間で初めてのインターセプトを喫している。

「もっとポイントを取らなくてはならない。スコアボードが何を代弁しているかは分かっているが、パントがあまりにも多く、十分なことができなかった。勝利できて満足してはいるけれど、攻撃面でもっと良くならなきゃいけないのは分かっている」とロスリスバーガーは言う。

スティーラーズが無敗の記録によって過去のチームほどの熱狂を巻き起こしていない理由の多くは、より弱いチームから勝利をすくい上げてきた点にある。

ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは「われわれがトンネルから出てきたところに皆がひれ伏しているなどという状況は期待していない。われわれは毎週、60分の戦いを予測してトンネルをくぐっている」と述べた。

時に、スティーラーズはスロースタートによって戦いを招いてきた。強力なディフェンスに頼ることが、よりタイトな試合の助けになっている。日曜日、スティーラーズはジャガーズの新人QBジェイク・ルートンに4度のインターセプトを浴びせていた。

スティーラーズの中に、無敗であることに関心を持っている者はいない。

「先のことを考えすぎるようになれば、そうすべきように準備するのをやめ、やるべきことをやらなくなる」とセーフティ(S)ミンカ・フィッツパトリックは指摘する。

「俺たちはNFLにいる。自分と並ぶのはすべて、才能があり、高い報酬を受けるプロフェッショナルたちだ。だからこそ、彼らをそのように扱わなければならない。けがしているとか、彼らの記録(が素晴らしくない)とかいったような見方をしちゃいけない。相手が1勝8敗であるかのような準備をしてはいけない。自分が1勝0敗になるつもりで準備しなければいけないんだ。だから、俺たちが毎週持っているメンタリティはそういうものだ」

16勝0敗を阻害する要素は26日(木)のボルティモア・レイブンズ戦をはじめとしていくつか存在する。その後のスケジュールにはバッファロー・ビルズ、インディアナポリス・コルツ、クリーブランド・ブラウンズとの対戦が組まれている。

1敗のカンザスシティ・チーフスが迫ってくる中、スティーラーズによろめいている余裕はない。ポストシーズンにバイウイークを獲得できるチームが1つのみになるため、第1シードはこれまで以上に重要になっている。

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