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ベアーズがSジャクソンをCOVID-19リストへ、ナギーHCは先発QBを明かさず

2020年11月24日(火) 13:13

シカゴ・ベアーズのマット・ナギーHC【AP Photo/Wade Payne】

次の日曜日にライバルであるグリーンベイ・パッカーズとの重要な一戦が組まれているシカゴ・ベアーズが、主要デイフェンダーなしでその試合を戦うことになるかもしれない。

ベアーズはオールプロのセーフティ(S)エディ・ジャクソンをリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストに加えたことを現地23日(月)に明かしている。

ジャクソンはベアーズの輝かしい守備陣の一員として今季10試合のすべてに先発出場し、タックル58回、フォースドファンブル3回、パスディフェンス2回をマークしてきた。これまでのキャリアでインターセプトは10回を数えるものの、今年はまだ記録していない。

デプスチャートでジャクソンの後ろに名を連ねているのはシェリック・マクマニスだが、マクマニスは第9週のテネシー・タイタンズ戦で指を骨折して以来プレーしておらず、今後の状況に注目される。NFLとNFL選手会が定めるプロトコルによれば、ジャクソンが検査で2度陰性になればリザーブ/COVID-19リストに入ってから5日で復帰できる。つまり、サンデーナイトに間に合うよう復帰する可能性はあるということだ。

ベアーズには他にも変化が生じる可能性がある。バイウイークに5勝5敗のベアーズの立ち位置を再確認し、クオーターバック(QB)の評価を行ったヘッドコーチ(HC)マット・ナギーは、まだ先発QBを指名していないのだ。

QBニック・フォールズとミッチェル・トゥルビスキーについて、ナギーHCは「われわれは詳しく検討し、そう、健康面で彼らがどこにいるのか理解しようとしている」と述べ、次のように続けた。

「また、われわれとしてはバイウイークを終えて、前にも言ったようにチームとして、オフェンスとして自分たちがどこにいるかを評価しており、それらすべてが検討されている」

「われわれコーチとしては施設から離れて、もしくは、われわれの一部はチーム施設で、自分たちがする必要のあることを個々で行うことができた。しかし、ほとんどの部分では、QBポジションという点についてはとにかく水曜日になって彼らの両方をしっかりと確認することになる」

ナギーHCの長い一方で答えの見えない回答は、多くを明かさなかった。ただし、ナギーHCは攻撃陣の不調の理由として、ボールを運ぶ上での苦戦を指摘している。フォールズかトゥルビスキーかを問わず、全責任がQBにあるわけではなく、オフェンスが全体として“固まっていない”と話すナギーHC。“大きな変化”がベアーズ攻撃陣のアイデンティティ欠如につながったとナギーHCは言うものの、5勝5敗で残り6戦となれば、早い段階での修正が必要になる。

「バイウイークがやってきたタイミングで“OK、われわれは何をやっているのか、どのようにやっていて、いかにして修正するか?”といった点を解明するチャンスができた。それがわれわれの今いる位置だ」とナギーHCは話した。

やはりナギーHCのコメントから得られるものは少なく、解決法を見つけられたかについて判断するには彼らがフィールドに出てくるのを待つしかない。その取りかかりになるのが、いまだ不明のままのQBポジションだ。

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