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COVID-19プロトコルに改定、サイドラインの選手にマスク着用義務

2020年11月24日(火) 13:59

NFLロゴ【Matt Patterson via AP】

現地23日(月)にNFLが発行するCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)プロトコルの主要なアップデートが各チームに通達された。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがその内容を入手している。

今回アップデートされた内容の一つが、サイドラインにいる選手について、ヘルメットを装着していない場合、もしくは試合に出場しない場合にマスクを装着することが義務づけられた点だ。これは今週木曜日の試合から適用される。従わなかった選手は懲罰の対象となる。

通達の中では次のように述べられている。

「サイドラインでマスクを着用していない選手については懲罰の対象となる。各クラブにはこれらのルールを施行することが求められる。選手とスタッフの両方、もしくはいずれかによる違反があれば、チームに対して説明責任上の方策が取られる」

アメリカ全土で感染者が増えている中、2020年シーズンに数々の変更を強いられているリーグは、新型コロナウイルス感染症との戦いをサポートすべく新たな一歩を踏み出している。

他には下記のような点が含まれている。

・シーズン第12週より、ロードゲームに帯同できる選手の上限が62名に削減される。公平さを保つため、チームは試合前日の東部時間16時までに参加、もしくはプレーする資格のある選手のリストをリーグオフィスに提出しなければならない。

・フェイスシールドの装着を選択した他のコーチ陣とは異なり、プレーコーラーについてはフェイスシールドの他にマスク、もしくは2層構造のフェイスカバーを装着することが義務づけられない。

・試合後の選手とスタッフの両方、もしくはいずれかによる交流には制限が設けられる

・11月30日(月)より、クラブ施設へのアクセスは“フットボール上の必須職員、サポートやその他医療/スペシャルサービス上の必須職員”にあたるメンバーに限られる。その他のすべての職員はリモートで、もしくは別の施設で業務にあたらなくてはならない。

・シーズン第13週の試合から、チームの飛行機やバスにおいて移動メンバーの全員がN95もしくはKN95マスクを着用しなければならない

この通達が発行されたのは、ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンやシカゴ・ベアーズのセーフティ(S)エディー・ジャクソンといった有名選手や、ボルティモア・レイブンズの複数の選手がリザーブ/COVID-19リストに置かれた日のことだった。

現時点で、NFLの全32チームが2020年シーズン末までリーグのCOVID-19集中プロトコルの下で運営されることになっている。

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