テキサンズがベテランWRスティルスを放出
2020年11月28日(土) 07:13ビル・オブライエン政権時代にトレードのピースとなった選手がヒューストン・テキサンズを去る。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、テキサンズがワイドレシーバー(WR)ケニー・スティルスを放出すると伝えた。
2019年シーズン開幕前にマイアミ・ドルフィンズとのトレードによってテキサンズに加入したスティルスは、昨季の状況が不透明だったWRウィル・フラーを補う選手を必要としたテキサンズでポジションを得ていた。結果的にはフラーが昨季11試合に出場したものの、スティルスはパスキャッチ40回で561ヤードを稼ぐと共にタッチダウン4回を決め、価値を示している。
しかしながら、2020年の物語は異なった。
スティルスはこれまでに10試合に出場しているが、成績は19回中11回のキャッチで144ヤードと1タッチダウンにとどまっている。オブライエンHCの解雇に伴い、スティルスは今季24.9%の攻撃スナップにしか参加しておらず、テキサンズがオフシーズン中にWRディアンドレ・ホプキンスをアリゾナ・カーディナルスへと放出した後でさえも、重要な2番手、3番手のレシーバーではなく補欠に退いている。
代わりにテキサンズの攻撃陣は、WRブランディン・クックスとフラーに加え、タイトエンド(TE)のジョーダン・エイキンス、ダレン・フェルズ、そして最近はファラオ・ブラウンの貢献に頼ったものへとシフトしている。
スティルスは活躍の場を求めて他チームを探すチャンスを得るが、彼が最下位のチームを通り越してプレーオフを狙うチームに合流するかどうかを見届けるのは面白いだろう。28歳のスティルスは少なくとも試合の4分の1以上長くフィールドに立っている限り、レシーバーを必要とするチームにインパクトを与えることができると証明してきた。スティルスがシーズン残り6週間をより良い状態で締めくくることができるのか、答えはいずれ分かるだろう。
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