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QBトゥルビスキーがパッカーズ戦でベアーズの先発に復帰

2020年11月28日(土) 07:53


シカゴ・ベアーズのミッチェル・トゥルビスキー【AP Photo/Nam Y. Huh】

ミッチェル・トゥルビスキーが帰ってくる。

シカゴ・ベアーズのヘッドコーチ(HC)マット・ナギーは現地27日(金)、トゥルビスキーがグリーンベイ・パッカーズとのサンデーナイトで先発すると発表した。

「ミッチの準備が整い、非常に楽しみにしている。彼にとってこれはチャンスだよ」とナギーは述べた。「彼の準備はバッチリだ」

しかし、HCは第12週が終わった後もトゥルビスキーが先発のポジションを維持できるという保証はしていない。

ベアーズはサンデーナイトでQBニック・フォールズを臀部(でんぶ)のけがのためダウトフルに登録している。フォールズはバイウイーク前の第10週に地面に激しくぶつかってカートで退場し、チームは黒星を喫した。1週間休みがあったものの、そのけがはベテランQBに少なくともあと1週間は欠場を強いることになった。

トゥルビスキーは第3週のアトランタ・ファルコンズ戦でディフェンスを読み損なって派手にインターセプトされるなど不安定なプレーを見せ、後半はベンチに下げられた。ベアーズの2勝0敗でのシーズンスタートに貢献したのはトゥルビスキーだが、ナギーはためらうことなくベテランのフォールズに切り替えた。

「私は自分たちの行動に後からあれこれ言うことは一切しない」と9月のQB変更についてナギーは述べた。

トゥルビスキーは第8週にスナップを1回プレーし、QBランを試みて、このプレーで肩を負傷した。そのけがのためにここ2試合でインアクティブとなっている。

しかし、フォールズも安定せず、4連敗して5勝5敗となってしまったことで流れが変わり、ベアーズはもう一度トゥルビスキーにチャンスを与えることにした。今年4年目のトゥルビスキーはひどく一貫性を欠き、スローのミスがあまりにも多過ぎた。しかし、彼のランニング能力はナギーのオフェンスに、今どうしても必要なブーストを与えるかもしれない。

誰がセンター下にいようと関係なく、ベアーズのオフェンスは弱かった。ラッシュではNFL最下位、サードダウンコンバージョン率も最下位、トータルヤードで31位、得点数でも31位だ。

地区ライバルのパッカーズとの対決を前に、ベアーズはNFC最後のワイルドカードスポットまで1ゲームというところにいる。残る6試合の対戦相手で5勝以上しているのは2回当たるパッカーズだけだ。QBのプレーさえ良くなれば、ナギーのチームにはプレーオフの座をかすめ取るかすかな望みがのこされている。

来シーズンの契約を持っていないトゥルビスキーにとっては、先発QBたり得るところを証明するチャンスだ。だが、シーズン序盤に見せた不安定なスタートを彼が克服できなければ、シカゴで今ひとたびQBルーレットが回ることになるだろう。

【M】