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HCらは初年度に「素晴らしい仕事をしている」とジャイアンツRBバークリー

2020年12月02日(水) 17:49

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーは最近、かなりユニークな視点でチームのプレーを分析しており、珍しい立ち位置にいる。

スターRBであるバークリーはけがにより、サイドラインでもない居心地のいいリハビリ中の選手に適した席からチームを見守るしかない。そして、舵を取る新人ヘッドコーチ(HC)が、1年目のシーズンにバークリーのチームに与えた影響をそこから観察している。ジョー・ジャッジHC率いるジャイアンツが次の戦いに向けての第一歩を踏み出そうとしている中、バークリーはその監察結果に満足しているようだ。『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演した際、バークリーはそのことについて次のように語っている。

「(ジョー)ジャッジHCをはじめとする全てのコーチたちあってのことだ。彼らは日々重要なことに集中しながら細部にも注意を払い、1つでも何かを完璧にしようと全力で素晴らしい仕事をしている」

「周知の通り、チームは今NFC東地区のトップにいる。だが残念ながらいくらそう願っても、プレーオフが始まるのは今日でもなく来週でもない。まだシーズンの残りが控えているから、もっと良くなることに集中しなければならない。強いチームとしてシーズンを終えて、今季の初めに欲しいと思っていたものを全て手に入れたい。俺たちの目標はまだ達成できる可能性がある。だけど引き続き些細なことにも手は抜けない」

先の見えないパンデミックの最中、NFLのチームはオペレーションの大幅な調整や度重なるスケジュールの変更を余儀なくされている。些細なことに集中できる状況では到底なかったはずだ。このパンデミックによって、ジャイアンツのホームゲームでファンがいないことに触れる余裕すらないのだから。

それでもレギュラーシーズンも残り1カ月強となる中、ジャッジHCはジャイアンツにある程度の勢いをつけることができた。その結果チームはNFC東地区を1位通過でポストシーズンを迎える見込みとなっている。この地区が最もレベルの低いディビジョンであることは言うまでもないが、当然ジャイアンツもそれに不満はないだろう。

バークリーはジャッジHCについて「彼はこれまで素晴らしい仕事をしてきた。初めから断言していた通りのリーダーシップを発揮している」と話した。「今回はいつになく大変だったと思う。全てを電話会議でやらなければならなかった。誰にとっても2020年は理想的な形ではなかっただろう。それでも彼はいい仕事をしたと思うし、それは今も続いている」

「ジャッジHCだけでなく他の全てのコーチたちも、新しいコーチを含めて、このチームを統率するのに一生懸命やってくれている。今年に俺たちが成し遂げたいと宣言したことは全て実現し始めていて、それはコーチたちのおかげだ」

プロ選手としての最初の2シーズンを熱意に欠けたパット・シューマー元HCの下で過ごしたバークリーが、今のコーチ陣に対してこのような感想を抱くのも無理はない。今シーズンの参戦は叶わないが、バークリーはこれまでにないくらいジャイアンツの未来に興奮している様子だ。

RBウェイン・ゴールマンが彼の不在の間にその負荷を担ってきたが、ジャイアンツはバークリーがいてこそ最高の状態といえる。バークリーが復帰する頃には、2020年初めのジャイアンツより一歩も二歩も先をゆくチームになっているかもしれない。

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