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チャージャーズQBテイラー、気胸につながったミスを追求せず

2020年12月03日(木) 11:59


ロサンゼルス・チャージャーズのタイロッド・テイラー【AP Photo/Peter Joneleit】

今季序盤の試合前に不運なインシデントで気胸をわずらったことについて、クオーターバック(QB)タイロッド・テイラーにはロサンゼルス・チャージャーズに苦情を追求するつもりはない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは状況を知る人物の話を元に、テイラーはチームと医師に対する抗議を行わなかったと報じている。テイラーは痛み止めの注射を打つ際の不幸な事故で気胸を発症していた。

アクシデントが起こったのは現地9月20日に開催された第2週の試合前のこと。テイラーとNFLPA(NFL選手会)が決断をチームに伝えるまで、60日間の期間があった。ラポポートはNFLPAが今もこの件について調査しており、将来に同様の状況が起こるのをいかに避けることができるかを検討中だとつけ加えている。

テイラーがカンザスシティ・チーフスとの試合前に抱えていた肋骨の痛みへの対処として、医師が鎮痛剤を打とうとした際に運の悪いインシデントが発生した。テイラーは試合中に地元の病院に運ばれている。

ベテランシグナルコーラーのテイラーは1カ月ほど後に医療上の問題をクリアしている。その頃にはすでに、ルーキーのジャスティン・ハーバートが先発の役割を自分のものとしていた。

テイラーにとっては残酷な状況だった。自分自身に落ち度がなかったにもかかわらず、先発としての一番新しいチャンスが失われるのを見ているしかなかったのだ。それとは対照的に、チャージャーズが全体6位指名選手に手綱を渡す準備が整うと見られる何週間も前に、ハーバートのキャリアは勢いのあるスタートを切った。今やハーバートは攻撃部門新人賞の有力候補となっている。

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