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バイキングスRBクックのコンディションに意見が割れるコーチたち

2020年12月03日(木) 12:10


ミネソタ・バイキングスのダルヴィン・クック【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックはミネソタ・バイキングスにとってオフェンスの要だが、今は休憩を必要としているかもしれない。

バイキングスの攻撃コーディネーター(OC)であるゲイリー・キュービアックは今週に、クックは“ここ数週間で何度も激しい接触があり、かなり打撃を受けている”ため“だいぶ疲れている”と『St. Paul Pioneer Press(セントポール・パイオニア・プレス)』に話した。

一方、ヘッドコーチ(HC)のマイク・ジマーにそのようなお情けはないようだ。

ジマーHCはクックについて「彼のコンディションは全く問題ない」と現地2日(水)にコメントしている。「だからこのまま進めて、彼をうまく使っていきたいと思う」

クックが本当にぼろぼろだったとしても無理はない。クックはこれまでに1試合当たり平均で約25回(Next Gen Stats/ネクスト・ジェン・スタッツによる)のボールタッチ、バイキングスの64.7%のスナップでプレーし、219回となるラッシングアテンプトはNFLで2位につけている。ラッシングヤードはテネシー・タイタンズのRBデリック・ヘンリーに次いで2番目となっており、1,130ヤードをマークしているクックは後続を大きく引き離し、11試合で1,100ヤードを超えるRBとしてヘンリーと共にNFLのトップをけん引している。

バイキングスにとっての成功条件はクックを活用することであるのは明白であり、彼なしではオフェンスの中身はないも同然であることをチームは自覚している。2020年シーズンが終わる前にクックに延長契約という褒美を与えたのはそのためだ。また、けがによりクックが欠場した第6週のアトランタ・ファルコンズ戦で惨敗した際に、チームはひどいありさまを露呈している。

現在5勝6敗で先行きが不安定なバイキングスがプレーオフ進出を果たすにはクックの存在は不可欠だ。第12週でカロライナ・パンサーズを相手に辛くも逆転勝利した試合で、クックはキャリー18回で61ヤードの結果を残したが、彼には今後それ以上のパフォーマンスが求められる。

キュービアックは「われわれは(パンサーズ相手に)ランゲームを軌道に乗せるのに苦戦した」と述べている。「今はシーズンの中でそういう時期にきているから、クックを今週中にリフレッシュさせて、自分らしさを取り戻してもらわないといけない。やっぱりこの何週間で彼はかなり疲れていると思う」

ジマーHCは、バイキングスが最高の選手の1人の起用を制限することを前提に次の週に臨むことはないとつけ加えている。とはいえ、勝利を達成するための要件とその選択肢のバランスは取らなければならないとした。主要選手であるワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンが水曜日にリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス)リストから正式に外され、復帰することはジマーHCにとって朗報といえよう。

残り5試合となっている現在、バイキングスとNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区トップとの差は3試合、ワイルドカード争いでは1試合差となっており、1秒たりとも無駄にはできない。

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