70ヤードのTDパスで活気をもたらしたレイブンズQBマクソーリー
2020年12月03日(木) 16:10現地2日(水)、NFLの現MVPであるクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストに置かれ、バックアップのロバート・グリフィン三世は痛めた足に手当を受けた状態でサイドラインにいた。
強力なスティーラーズを前に、レイブンズのかすかな希望はトレース・マクソーリーに託されたのだ。
ほとんどの場合はインアクティブとして過ごしてきたマクソーリーにとって、これがNFLで出場した2つ目の試合であり、わずかな時間ではあったものの、ワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンへのスリリンングな70ヤードのタッチダウンパスはレイブンズに活気を取り戻している。このプレーが水曜日の試合の最も大きなハイライトだった。
19対14で敗れたレイブンズだが、早く忘れてしまいたいほどの不運の連続によってもたらされたマクソーリーのNFLで最初のタッチダウンは、記憶に残るものだった。
2019年の6巡目指名選手であり、これまでにNFLでパスを投じたことのなかったマクソーリーは「最高の気分だ。これまでの長い間、ただ毎日仕事に励み、準備ができているよう努力してきたんだ」と話している。
「アーバンコーチ(QBコーチのジェームス・アーバン)は俺や“スヌープ”(QBタイラー・ハントリー)ようなやつと素晴らしい仕事をしてくれて、俺たちはアクティブな状態を保ち、いつでも取り組んでいる。だから、彼は俺たちの準備を整え、俺たちがQBに求められる、そして、俺たちのオフェンスに求められる水準にかなうよう、本当にいい仕事をしているんだ。それがうまくいき、実ったことがうれしかった」
レイブンズとマクソーリーにとって残念なことに、彼らの最初のタッチダウンパスはこの試合におけるレイブンズの最後のオフェンシブプレーになってしまった。この時の得点とそれに続くエクストラポイントによってスティーラーズのリードを5点にまで削ったレイブンズだったが、試合はひっくり返ることなく終了している。
「俺たちはCOVID-19のことすべてに対処しなくてはならなかった。どうなるか分からなかったし、とにかくいつでも準備しておくしかなかった。飛び込みでミーティングに参加したり、ようやくゴーサインが出てからフィールドハウスに入ったりだから、ここ数日はいつでも備えておかなきゃならなかったな」とマクソーリーは振り返っている。
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