チーフスWRヒルに匹敵できるとセインツCBラティモア
2020年12月18日(金) 15:38今季の獲得ヤードで4位につけるワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル(カンザスシティ・チーフス)は対戦相手に悪夢を見せているが、ニューオーリンズ・セインツのコーナーバック(CB)マーション・ラティモアにはいつまでもうなされているつもりはない。
現地17日(木)に日曜日の試合でスピードスターと対峙することについて尋ねられたラティモアは、『ESPN』のマイク・トリプレットに対して冗談交じりにこう応じた。
「あんたはどうだ? 俺が彼に匹敵できると思うか? 俺はできると思う。ああ、彼は速いさ。だが、結局のところ、これはフットボールだ。俺は自分が最高のコーナーだと思っているし、彼は素晴らしいレシーバーだと思う。これが対決さ」
確かにこれは対決だが、ラティモアに有利な戦いではない。ラティモアはボールホーク率(パスディフェンス、もしくはインターセプトなどの形で直近のディフェンダーが何らかのプレーを決めたターゲットの割合)でCBたちの間(ターゲット50回以上)で中位につけており、自身が最も近いディフェンダーだったターゲット計57回中、タイトウインドウを強いた割合は17.5%にとどまっている。直近のディフェンダーだった際の相手のパサーレーティングは104.3で、パスディフェンス7回とインターセプト1回を記録する一方、タッチダウン4回を許している。
ラティモアにとって、ヒルを閉じ込めておくためには厳しい試練に挑まなくてはならない。ヒルはパス到来時の平均セパレーションが3.4ヤードという、距離を取ることにおいてはリーグでもベストであり、多くの守備陣がその試練を乗り越えられないでいる。ヒルはまた、今季のターゲット119回中、25%でワイドオープンになっていた。ヒルが試合を大きく展開させるのを防ぐためには、ラティモアにもいくらかの助けが必要だろう。
もちろん、フットボールは11人で戦うゲームだ。しかし、この1対1の対決が日曜日の勝負の行方を決めるかもしれない。
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