100%の状態ではないものの状態は「いい感じ」とセインツQBブリーズ
2020年12月22日(火) 01:05現地20日(日)、カンザスシティ・チーフスに32対29で敗北したものの、ニューオーリンズ・セインツのエースクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズは少なくとも笑うことはできた。
『ESPN』によると、11本の肋骨骨折と肺に問題を抱えて4試合を欠場した後、シーズン第15週に試合復帰を果たしたブリーズは万全の状態だったかと問われると含み笑いでこう答えたという。
「いいや。でも、いい感じできている」
将来の殿堂入りが確実視されるブリーズだが、復帰した試合の序盤は精彩を欠き、6回のパスを投げて一度も通らず、1回のインターセプトを食らっている。これまで最大でも4回だったパス成功までのアテンプトはキャリア記録を塗り替えるにいたった。
それでも、14対0の状況から見事に立て直したブリーズは3タッチダウンパスを決めて一度は試合をひっくり返す場面も作った。
ケガからの復帰について「正直に言うよ。まだちょっと取り組んでいることはいくつかある。でも、それはしょうがないこと」とコメントしたブリーズ。
復帰戦となったチーフスとの試合でブリーズはパス34回中15回成功して234ヤード、3タッチダウンとインターセプトは1回のみ。41歳のブリーズがキャリアを通して出場した試合はこれで285試合に上る。チーフス戦は44.1%に終わった1試合のパス成功率が50%を下回ったのはキャリアの中で8回目、2013年シーズン第6週以降では初めてとなり、実に2,625日ぶりだ。
ただ、ブリーズの成績にはトップレシーバーが不在だったという事情も関係している。マイケル・トーマスとディオンテ・ハリスは故障者リストに入れられており、トレクアン・スミスは足首を痛めて途中離脱した。
ブリーズは「パスゲームにおいては当然、あまり効率的とは言えない。単に成功率というよりはフィールドでなされるべきことのコンビネーションだったと思う。いくつかミスはあったし、ボールを投げ捨てなければならないところにディフェンスにヒットされたのもある」と話している。
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