ニュース

COVID-19プロトコル違反のワシントンQBハスキンズに罰金、キャプテンも解任

2020年12月24日(木) 10:52

ワシントン・フットボール・チームのドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Andrew Harnik】

現地23日(水)にワシントン・フットボール・チームの練習に戻ってきたクオーターバック(QB)ドゥエイン・ハスキンズが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中で不適切な行いがあったことに対して公に謝罪した。

去る日曜日にマスクなしでプライベートパーティーに参加した決断について、ハスキンズは今週に謝罪していた。このパーティーの他の参加者もマスクを着用していない。このふるまいに対してはそれ相応の罰があった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ハスキンズが4万ドル(約414万円)の罰金を科されており、これはCOVID-19プロトコル違反として分かっている中では最大額だったと同時に、ハスキンズの週ごとの収入の半分を超えていたと伝えている。

トレーニングキャンプ中の投票によってチームキャプテンに選ばれていたハスキンズだが、その資格もはく奪された。

『106.7 The Fan(106.7ザ・ファン)』のクリス・ラッセルによれば、ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラは「彼はわれわれの一人だ。チームは彼が間違いを犯したことを知っている。彼らが彼をいかにサポートしているかを、私はありがたく思っている」と話したという。

ハスキンズは水曜日に、自らのふるまいに対する後悔の念と、そこから学ぶ意思を表明しつつ、詳しい事情を明かした。このイベントはプライベートなバースデーパーティーであり、ガールフレンドと共に出席していたとのことだ。

「この過ちから学ぶし、このチームを助けるためにすべてをやる。自分の第2のチャンスを最大に生かすために、自分の持てる全力を尽くす」とハスキンズが話したと『ESPN』のキンバリー・A・マーティンが報じた。

これがラストチャンスになると考えているか問われたハスキンズは「ああ」と答えている。

「俺はチームをリスクにさらしてはいけなかったんだ」

ワシントンはNFLと話し合った後、この件に内部で対処する旨を明らかにしていた。ラポポートによれば、チームは前述の懲罰の検討を含め、今週にハスキンズを練習に参加させるプランを立てようとリーグとともに取り組んでいたという。

リベラHCはハスキンズへの罰について「私にできたことはさまざまだった。だが、リーグと話し合い、リーグの周囲で行われていることを検討した結果、彼に罰金を科して前に進もうと考えた」と語ったと『Washington Post(ワシントン・ポスト)』が伝えている。

ふくらはぎを負傷したアレックス・スミスが出場できない場合、ハスキンズが先発を務めるとリベラHCは述べた。リベラHCはスミスが水曜日に“本当にいい1日を過ごした”とし、決断を下す前に今週を通じて評価し続けると話している。

【A】