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QBウェンツのトレードは考えていないとイーグルスGMローズマン

2021年01月05日(火) 09:03

フィラデルフィア・イーグルスのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Matt Ludtke】

現地3日(日)に20対14でワシントン・フットボール・チームに敗れたフィラデルフィア・イーグルスに、つらいシーズンの終わりが訪れた。4勝にとどまったシーズンだった。

クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツを下げてジェイレン・ハーツを起用するというヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンの決断は、ウェンツの気分を害したようだ。これからイーグルスは誰が2021年のQBなのか、先発を外れた場合にウェンツがチームに寄り添い続けるのかを判断しなければならない。

イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)であるハウィー・ローズマンは4日に、高い報酬を受けているウェンツをトレードする案については議論するつもりはないと報道陣に話した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによれば、ローズマンは「それは今われわれが話すことではまったくない」と述べたという。

「彼のような選手がいるとき、それは自分の手についている指のようなものだ。それが自分の一部ではない、それがそこにないなどと想像もできない。それがわれわれのカーソンに対する感覚だ」

風変りなたとえ以外には、ローズマンはオフシーズンのQBについてのプランを明かそうとしなかった。ロースターにいるかいないかを問わず、ウェンツはキャップスペースを3,000万ドル(約30億9,000万円)以上狭める。イーグルスにとっては容易ではない決断だ。今ローズマンがウェンツとの別れを否定したところで、それが今後数カ月にわたって変わらないという保証にはならない。

複数の報道関係者によれば、ウェンツは月曜日にイーグルスの番記者への対応を拒否していたという。

ウェンツはシーズンを通してプレッシャーに苦しみ、ターンオーバーを喫し、判断を誤って、気まぐれなパスを投げてきた。ラスト数戦において攻撃陣はハーツと一緒のときによりうまくボールを動かしている。特に、ハーツのモビリティはチームの資産になりつつある。しかしながら、すべてがパーフェクトというわけではなく、日曜日にはパス20回中7回成功にとどまってベンチに下げられた。

イーグルスは厳しい立場にある。特に、ウェンツが対決する姿勢を打ち出してくればさらにそうなるだろう。

ローズマンとペダーソンはこれから数カ月で事態をなだめようとしているようだ。ペダーソンHCは、ウェンツとの関係はここ数週間のがたつきを経ても持ちこたえられるとの自信を示している。

「関係性は良い。それは問題ない。われわれはそこから築いていこうとしている。カーソンが落胆していることは分かっている」と話しつつ、ペダーソンHCはチームがウェンツとのわだかまりを解く必要があると指摘した。

ローズマンは非常に落胆させるシーズンだったことに触れ、オフシーズンにはすべてのポジションを“フレッシュな目”で評価する必要があると述べている。

徹底した評価を必要としているポジションの筆頭がQBだろう。

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