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ベンガルズはテイラーHCが3シーズン目も続投

2021年01月05日(火) 09:36


シンシナティ・ベンガルズのザック・テイラー【NFL】

シンシナティ・ベンガルズのオーナーであるマイク・ブラウンには、迅速なコーチ陣の変更を行うつもりはない。

現地4日(月)に発行されたリリースにて、ブラウンはザック・テイラーが3シーズン目に戻ってくることを明確にしている。

「2年前にわれわれのファンはフレッシュで新しい方向性を望んでいた。それを実行すべく、われわれは賢く、エネルギーあふれるヘッドコーチとしてザック・テイラーを雇用した。われわれはザックが築きつつある基礎に明るい見通しを持ち続けており、来年にはわれわれ皆が望む勝利の結果をファンに届けられると期待している。ザックのこれまでの2年間でわれわれの元にはドラフトを通じて多くの新たな先発選手や貢献者が加わり、フリーエージェンシーにも多くの投資を行ってきたし、輝かしい未来のある若き才能豊かなクオーターバックを獲得した」

「今季はキーポジションで発生した負傷によって困難に直面し、機会を逃してきた。逆境の中でハードに戦ったこのフットボールチームを誇りに思う。この逆境とハードワークが、来季にわれわれの助けになるだろう。われわれは弱点を補強して、才能ある若きコアの強みを増幅させることを目指してオフシーズンを迎える。われわれは落胆しているのではなく、モチベーションを高め、これまでやってきた仕事が来年の恩恵になると自信を持っている。自分たちの前にあるチャンスを最大に活用しなければならない。来年は格が上がるだろう」

シーズン第17週にディビジョンライバルのボルティモア・レイブンズに38対3で敗れたベンガルズは、4勝でシーズンを終えた。テイラーHCの2シーズンにおいて、チームの戦績は6勝25敗1分となっており、これはチーム史上最低の記録だ。テイラーHCの勝率は.203であり、ベンガルズでそれに次いで勝率の低かったHCは.267にとどまったディック・ルボーだった。

ベンガルズが2年連続で4勝以下にとどまったのは、1999年と2000年以来となる。このときのHCだったブルース・コスレットは2000年シーズン中に解雇された。

テイラーHCは月曜日に「転換点はすぐそこだとわれわれは感じている」と報道陣に語り、2021年は勝ち越せると予測しているとつけ加えている。

また、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)の断裂でシーズンを早い段階で終えてしまったフランチャイズQBのジョー・バロウは、月曜日にチームの方向性についての信頼を『Twitter(ツイッター)』で示した。

「俺たちのオーガナイゼーションの未来には、これ以上エキサイトできないくらいだ。俺たちには素晴らしい基礎があり、素晴らしい人たちがトップにいる。彼らに値するものをファンに示すのが楽しみだ。ついでに、テレビで試合を見なきゃならないのが、これが最後だといいんだけど」

【A】