QBブリッジウォーターに発破をかけたパンサーズHCルール
2021年01月05日(火) 10:16カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ルールは、第17週の試合でクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターにベンチに下がることを通告した。
現地4日(月)、ルールHCは2021年を迎えるにあたってブリッジウォーターについてもっとよく見る必要があると述べ、今年のドラフトでQBを選択する可能性を否定していない。
「テディは素晴らしいオフシーズンを過ごさなければならない」とルールHCは『ESPN』に語った。
ルールHCは33対7でニューオーリンズ・セインツに大敗を喫した試合の第3クオーター中盤でブリッジウォーターをベンチに下げている。ブリッジウォーターはパス23回中13回成功、176ヤード、インターセプト2回を喫していた。代役のP.J.ウォーカーもそれを上回ったわけではなく、パス14回中5回成功、95ヤード、インターセプト3回となっている。
ルールHCは第10週に負傷して以来、ブリッジウォーターのプレーが下降線をたどったと話した。
「タンパベイとのゲームの後半でけがをしてから、テディは彼のベストのフットボールをしていない」とルールHCはチームの公式サイトに語っている。
「彼には“最高のオフシーズンにしないとならないぞ”と激励した」
第10週以来、ブリッジウォーターのパス成功率は62.96%となっており、試合平均236.2ヤード、インターセプト4回、タッチダウンはわずか2回、サック12回を喫して5試合でのパサーレーティングは78.8だった。シーズン最初の10試合では平均255ヤード、パス成功率72.12%、タッチダウン13回、インターセプト7回、サック19回でパサーレーティングは98.7を記録している。
ブリッジウォーター本人は、オフシーズンを迎える前にベンチに下げられたことをそれほど懸念していない。
「ここは俺のチームで、俺はこれからもそういう感じでやっていく」とブリッジウォーターはコメントした。
2021年には2,300万ドル(約23億7,000万円)のキャップヒットがあるブリッジウォーターの契約は、少なくとも2年はカロライナにとどまることを想定して結ばれたものだ。
パンサーズはブリッジウォーターの後ろに控える選手として、もしくは先発を争う立場として、若手シグナルコーラーをチームに迎えようとしていると見られている。ワシントン・フットボール・チームから放出されたドウェイン・ハスキンズの様子をうかがうパンサーズは、少なくとも1人の若手QBを迎える計画のようだ。
ルールHCのコメントから察するに、ブリッジウォーターはこのオフシーズンにも再び先発の座を勝ち取る必要があるだろう。
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