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コルツGM、リバースに力はあると考えながらもQBプランは未定

2021年01月15日(金) 12:39


インディアナポリス・コルツのフィリップ・リバース【AP Photo/Ron Schwane】

インディアナポリス・コルツはクオーターバック(QB)ポジションに大きな疑問を抱えたままオフシーズンを迎えている。

去る土曜日にプレーオフから脱落したことが、こういった疑問を前面に押し出した。そのとりかかりになるのが、再びフリーエージェント(FA)になる39歳のフィリップ・リバースだ。

コルツのジェネラルマネジャー(GM)であるクリス・バラードが現地14日(木)に記者対応し、QBのプランについては限定されていないと明かした。バラードのオフシーズンプランの第1段階は、リバースを再び戻すことがチームにとって正しい道なのかを決定することだという。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』のスティーブン・ホルダーによれば、バラードは「フィリップがまだプレーできると思うか? 間違いなくそう思っている」と話している。

「彼は少し時間をとる予定だし、われわれも少し時間をとる。1カ月くらいしたらまた会う予定だ」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが以前報じた内容によれば、家族全員がインディアナポリスにいるリバースの選択肢は、コルツに戻るか引退するかだという

自分たちがどこにいるのか確認した上で、バラードは2021年にチームを危機から抜け出させるだけの力がリバースにあるのか判断しなければならない。リバースは2020年に確かに力を示し、プレーオフでも優れたパフォーマンスを見せた。だが、次の12月に40歳になるQBに、チーム全体を高めるだけの力が残されているだろうか?

17年目のプロと共に駆けだすかどうかを決断する上で、年齢は常に要素になるとバラードは指摘する。

「非常に落胆している。今季はわれわれが望んだような形では終わらなかった。だが、だからと言ってわれわれが得たものがないわけではない。楽な道のりになるとは、誰も言っていなかった」とバラードは語った。

コルツはやはりFAになっていたジャコビー・ブリセットにQBを任せないと決断した際にリバースを招いていた。今、バラードはどの道に進むかを決定しなければならない。

『Indy Star(インディ・スター)』のジョエル・エリクソンによれば、バラードは「1年から、もしかしたら2年残っている選手について話すとき、そこにあるすべてを見る必要がある」と述べている。

今のところ2021年のロースターにいるQBはジェイコブ・イーソンのみであり、コルツはそれがリバースなのか、他のベテランなのか、それともルーキーなのかを問わず、このポジションに人員を必要としている。

ドラフトでQBを獲得することについて明確に問われたバラードは、こう応じた。

「1人を取ればしばらくは私の周りも落ち着くだろうが、それがうまくいかないとなれば最初に建物から放り出されるのは私だろう」

コルツはリバースと契約することで、このQBがスーパーボウルで戦うための最後のピースになると考えていた。

「毎年、われわれの目標はスーパーボウルで勝つことだ。他の年よりもそれが現実的になるシーズンがある。今季は、現実的だと私は思っていた」

そう言うバラードは、コルツが来シーズンもロンバルディトロフィーを懸けて争えると考えている。

そこへ向けて、まずは2021年にセンターの後ろにいるのは誰なのかを決めなければならない。

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