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チーフスSマシュー、ブラウンズのRBチャッブとハントは「双頭の怪物のよう」

2021年01月16日(土) 00:57


カンザスシティ・チーフスのタイラン・マシュー【AP Photo/Patrick Semansky】

2019年の終わりから岩の下に閉じこもっていた人々がいるなら教えておこう。クリーブランド・ブラウンズには非常に優れたバックフィールドがある。

ディビジョナルラウンドで彼らと対戦するカンザスシティ・チーフスは冬眠などしていない。

「まるで双頭のモンスターのようだよ」とチーフスのセーフティ(S)タイラン・マシューは今週、『The Kansas City Star(カンザスシティ・スター)』に述べている。「1人が退場しても、もう1人が入ってくる。2人ともそれぞれ特徴的なエリートだと思う」

ランニングバック(RB)のニック・チャッブはけがのためにシーズンの4分の1以上を欠場しながらも、1,000ランヤードを突破した。RBカリーム・ハントも同様で、198回のキャリーで841ヤードをたたき出している。ブラウンズはレイブンズがリーグベストの調子を取り戻すまで、長い間1試合平均のランヤードで今季NFLのトップに立っていた。

ハントはブラウンズのパスキャッチャーの中で5位タイのレシーブヤードを得てレギュラーシーズンを終えた。38回のパスで304ヤードと5回のタッチダウンを記録している。彼の活躍はチーフス時代を思い出せば驚きではないが、チャッブのパッシングゲーム――16回のキャッチで150ヤードというのは意外に思う者もいたかもしれない。

先週のピッツバーグ・スティーラーズは明らかに驚いていた。クオーターバック(QB)のベイカー・メイフィールドはいいところに現れたチャッブにスクリーンパスを通し、チャッブは40ヤードのタッチダウンを決めて、ブラウンズがワイルドカードで勝利した。しかし、チーフスも決して警戒は怠っておらず、ブラウンズの両バックスが攻撃のあらゆる側面で自分たちを傷つける可能性があることを知っている。

「2人はパスゲームが得意で、彼らは同じように2人を使っている」とマシューは述べた。「だから、動きを見ているとちょっと厄介なんだ。そう、まるで双頭のモンスターみたいなんだ」

双頭のモンスターは、スタイル的には異なる2人のバックスによって成り立っている。チャッブは落ち着いた爆発力のあるパワーバックで、ハントは足で抜き去るスピードスターだ。それでも彼らが2人そろっての初めてのフルシーズンで見せたものの中には重要な共通性がある。容赦なく走るということだ。

「ニック・チャッブ――彼は昔ながらのランナーを思い出させるよ」とマシューは述べた。「大きくて、がっしりしていて、体勢が低く、タックルが難しい」

ハントはワイドを指示された3回のタッチダウンパスのうち2回をキャッチしており、信頼できるレシーバー、ハイライトグラブメーカー、そして大事なサードダウンの場面で頼れるターゲットになれることを証明している。

「彼はバックフィールドから多くのことをやってのける」とマシューはハントについて述べた。「彼らは彼を外にモーションさせたエンプティセットでマッチアップを見つけようとしている」

日曜日にハントは彼の元チームと初めて対戦する。今回は“ほんの少し”エモーショナルになると彼は認めた。

「ビッグゲームだからな」と『Associated Press(AP通信)』にハントは語った。「俺はあの人たちのところでこの世界にやってきた。何人かの親友たちと対戦するのはこれが初めてだ」

その中にはチーフスの要となるQBパトリック・マホームズも含まれていることだろう。ブラウンズが再び番狂わせを起こしたいと願うなら、マホームズとの撃ち合いは避けたいところだ。

「どちらのRBがいようと、彼らはボールを走らせ、キャッチできる。うちの連中はそれに合わせられると思う」とチーフスの守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロは述べた。「それがうまくいくことを願おう」

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