シーホークスQBウィルソン、次のOC選びには「どうしても関わる必要がある」
2021年01月15日(金) 20:27ラッセル・ウィルソンのプロとしてのキャリアは、この1週間でいくつかのものを失った。
スーパーワイルドカードの週末で12勝4敗だったシアトル・シーホークスがロサンゼルス・ラムズに敗れた3日後、チームはウィルソンが3シーズン師事した攻撃コーディネーター(OC)のブライアン・ショッテンハイマーとたもとを分かった。
OCの離脱以来初めて、記者団と1時間にわたる『Zoom(ズーム)』会見に臨んだウィルソンは、次のリーダー選びに自身が関わることについての強い願望を含め、いくつかのことを語った。
「次の10年は関係する全員にとってめちゃくちゃ重要だ。必ず重要なものになる。俺がそのプロセスの一部になることはどうしても必要だ。コーチ(ピート・キャロル)とそれについて話したんだ。どんな人が欲しいのかの思考プロセスについていい対話ができたよ」と彼は『KCPQ Seattle(KCPQシアトル)』に語った。
ウィルソンは続けた。「俺のキャリアにとっても必須だ。どこまで続けるかにも関係する。その会話に混ざることができてめちゃくちゃ興奮しているよ」
2021年シーズンは32歳のウィルソンにとって10年目のシーズンとなる。その間には多くの浮き沈みがあった。味わったばかりのシアトルのシーズン終了は、その後者の1つだ。
楽観主義者のウィルソンは、メディアセッションの最中に何度かショッテンハイマーとの離別はキャロルの判断だったことをほのめかしたが、それは来季のチーム向上につながるものだと彼は信じている。
もう1つ、ウィルソンがキャロルの決定について述べたことは、もっとボールを持って走りたいということだった。今シーズンはホットスタートを切ったウィルソンにディフェンスが対策を講じ、シーホークスの深い攻撃は抑えられてしまった。
「(もっと)走りたいというそのコメントをして以来、俺たちはいろいろ話すことができた。勝利のためなら俺は何だって全力でやる。スーパーボウルで勝つためだ。俺たちのチームがベストになれるように俺は戦っている」とウィルソンは述べた。
ウィルソンの手からボールを取り上げることはファンには受け入れられないかもしれないとキャロルは認めている。
シーズン前半、ウィルソンがMVPにふさわしい活躍を見せたことで、“Let Russ Cook(ラスに料理させよ)”という言葉が彼らのオフェンスのキャッチフレーズとして飛び交うようになった。来シーズンはそれをもっと見たいかと記者のジョン・ボイルに聞かれ、ウィルソンはシンプルに答えた。「俺はもっと勝利が見たい。チャンピオンシップでもっと勝ちたい」
シーホークスがその目標を達成してからしばらくがたつ。第48回スーパーボウルのパーカを来て会見していたウィルソンは、再びその山頂に立つことだけに集中している。多少の微調整をするだけで、シーホークスはほどなくその王座に返り咲けるはずだ。
【M】