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QBワトソンと連絡が取れたとテキサンズオーナーのマクネア、今後の採用プロセス関与を誓う

2021年01月16日(土) 07:03


ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/David J. Phillip】

チームの顔であるクオーターバックの不満を買った後、ヒューストン・テキサンズのオーナーであるキャル・マクネアはチームの次期ヘッドコーチを決めるにあたっては物事を異なる形で進めると誓っている。つまり、ジェネラルマネジャーを雇用する前にデショーン・ワトソンに伝えたこと――ワトソンの関与――を実行するというのだ。

『The Houston Chronicle(ザ・ヒューストン・クロニクル)』のジョン・マクレーンは現地15日(金)、マクネアが「われわれは彼に参加してもらい、このプロセスの一員になってもらいたい」と明かしたと伝えている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、先週にニック・カセリオを新GMとして起用する際にはそれが実行できず、マクネアはベストプレーヤーであるワトソンと連絡を取れなくなったという。

マクネアはワトソンとテキストでのやり取りができるようになったと明かした一方で、話し合った内容については語らなかった。

「デショーンが休暇から戻ってきたので、テキストで連絡を取れた。採用プロセスのコミュニケーション(不足)について彼が失望しているのは周知の事実だ」

ワトソンは当初、その不満を『Twitter(ツイッター)』で吐露しており、カセリオの一報を知った直後に「ずっと何も変わらない」とつぶやいていた。その後、ツイートは削除されたものの、“非常に不愉快”に感じたワトソンを巻き込んだ騒動が発生。

テキサンズがその考えを実際に受け入れているという兆候はなく、マクネアの最新のコメントもそれを示唆するものではない。

「デショーンのことはクレムソンでプレーしている頃から見てきた。私は彼がここでチャンピオンシップに勝てると信じている。われわれは彼を信頼している。素晴らしい人物であり、テキサンだ。彼こそがわれわれのクオーターバックである」と述べたマクネア。

25歳のワトソンが4年間の大型契約を締結したのはわずか4カ月前のこと。その後、ビル・オブライエンがヘッドコーチとジェネラルマネジャーの任を解かれた一方で、フットボールオペレーションの上級副社長を務めるジャック・イースタービーは組織内の影響力を増幅していった。

テキサンズの歴代トップレシーバーであるアンドレ・ジョンソンがソーシャルメディアを通してイースタービーを名指しするとともにマクネアに間接的に呼びかけ、ワトソンへの支持を表明するなど、この1週間を通して緊張関係は転換期に達したようだ。マクネアは最高幹部を擁護しつつ、イースタービーを解雇する意向はなく、辞任する可能性も把握していないと主張した。

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