ランボー・フィールドに響くファンの歓声に「感激」したパッカーズQBロジャース
2021年01月17日(日) 21:53ディビジョナルラウンドまで待たなければならなかったが、グリーンベイ・パッカーズはようやくランボー・フィールドに一定数のファンを迎えることができた。その違いは思うよりもずっと大きなものだった。
2020年シーズンで最も多い7,439人の観衆の前で、パッカーズはロサンゼルス・ラムズを32対18で下した。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック以来初めて、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと彼の仲間たちは点を加えるたびに響き渡る陽気なファンの歓声を耳にした。それに支えられて彼らはプレーオフゲームに勝利し、ホームでカンファレンスタイトル戦を迎える権利を手にした。
「特別だよ。他の何ものにもかなわない」とロジャースは試合後『FOX(フォックス)』に述べた。「俺たちはこの部分の経験を本当に待ちわびていた。今夜はトンネルを抜けて、ファンの下へ駆け出していくことができて本当にうれしかった。彼らの存在がどれほど大きいか、人々から得られるエネルギーがいかに大きいかを説明するのは難しい。彼らの前でプレーし、チャントやボードの鳴り響く音を聞けて、今夜は本当に特別だった」
ロジャースはこの日も36回中23回のパスをコンプリートして296ヤードを獲得、2回のタッチダウンを記録し、パサーレート108.1という素晴らしいパフォーマンスを披露した。14キャリーで99ヤードとタッチダウン1回のランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズを筆頭に、パッカーズは188ランヤードを積み上げている。2スコアゲームを確実にするために終盤のストップを必要としたパッカーズに向けて、ファンは自分たちの声と配布されたサイン(ロジャースの言う“ボード”)を使って今年最大の声援で盛り上げ、これに後押しされたチームはラムズのQBジャレッド・ゴフをサックして、ターンオーバーにつなげた。
このサックの前には最終的に決定打となった重要なパスコンプリートが生まれており、ロジャースはワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードへの絶妙なパスで58ヤードタッチダウンを演出して会場を熱狂させた。
「9万人くらいに感じたよ」とラザードは『Milwaukee Journal Sentinel(ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』のトム・シルバースタインに述べた。「それは今日の俺たちの勝利に大きな役割を果たした」
パッカーズは17日(日)のタンパベイ・バッカニアーズ対ニューオーリンズ・セインツ戦の勝者をホームに迎え、来週のNFCチャンピオンシップゲームに臨む。輝かしいキャリアを持つロジャースにとっても、ランボー・フィールドでプレーする初めてのカンファレンスタイトルゲームだ。今回の試合が指標になるとすれば、そこでもホームフィールドのアドバンテージが得られることだろう。
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